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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第5章

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98 新しい遺跡発見

王立研究院の朝は、いつも静かに始まる。


研究室の窓から差し込む光の中、

アルトは机に広げた資料を読み込んでいた。


古代文明の都市構造。

魔力ネットワークの分布図。

封印装置の記録。


すべてを照らし合わせながら、

彼は新しい仮説を組み立てていた。


「もしこのネットワークが本当に世界規模なら……」


そこまで呟いた時。


研究室の扉が勢いよく開いた。


「アルト!」


飛び込んできたのはミラだった。


息を切らしている。


「どうしたの?」


アルトが顔を上げる。


ミラは手に持っていた書簡を机に叩きつけた。


「これ!」


「研究院に届いた報告!」


レオンも興味を示して近づく。


アルトは書簡を開いた。


王立探査隊からの正式報告だった。


そこに書かれていた文字を読んだ瞬間――


アルトの目が止まる。


そして。


ゆっくりと読み上げた。


「未確認遺跡……発見」


ガルドが椅子から立ち上がる。


「どこだ?」


アルトは続きを見た。


地図付きの報告書。


その場所は――


王国から遥か遠く離れた


別の大陸。


レオンが目を細める。


「……新大陸調査隊か」


ミラが頷く。


「最近発見された大陸の内陸部」


「そこで巨大遺跡が見つかったんだって」


グランが静かに言う。


「古代文明のものか?」


アルトは地図を見つめた。


そこには奇妙な構造が描かれていた。


円形都市。


中心塔。


そして地下構造。


それは


どこか見覚えのある形だった。


アルトの鼓動が速くなる。


「……間違いない」


彼はゆっくり言った。


「古代文明の都市型遺跡だ」


ミラが嬉しそうに笑う。


「やっぱり!」


ガルドが腕を組む。


「つまり」


「また遺跡探索ってわけか」


レオンも静かに頷いた。


「しかも」


「未知の大陸」


「研究者としては最高の発見だ」


アルトはもう一度地図を見た。


遠い場所。


まだ誰も知らない遺跡。


古代文明の秘密。


胸の奥が高鳴る。


アルトの目が輝いた。


「……行こう」


ミラが笑う。


「そう言うと思った!」


ガルドが肩を回す。


「久しぶりの冒険だな」


グランも静かに言った。


「準備を始めよう」


レオンは書簡を折りたたむ。


「研究者の遠征だ」


アルトは窓の外を見た。


広い空。


その向こうには


まだ見ぬ大陸。


まだ知らない遺跡。


そして


新しい謎。


アルトは小さく笑った。


「古代文明は」


「まだ終わっていない」


新しい冒険が


静かに始まろうとしていた。

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