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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第5章

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97 主人公の研究

王国の王立研究院。


広い研究室の中央に、

一枚の巨大な地図が広げられていた。


そこに描かれているのは――


世界中の古代遺跡の位置。


アルトは机に向かい、

大量の資料を読み込んでいた。


古代文明の記録板。

遺跡から回収されたデータ。

そして自分たちが集めた調査記録。


ミラが後ろから覗き込む。


「また徹夜?」


アルトは苦笑した。


「つい夢中になってさ」


レオンが肩をすくめる。


「研究者ってやつはそうなる」


彼の机の上には新しい論文が置かれていた。


タイトルは――


『古代文明ネットワーク都市の構造』


著者名は


アルト・エルディア


ミラがそれを持ち上げる。


「これ、もう三つ目の論文だよね」


アルトは頷く。


「まだ序章みたいなものだけど」


ガルドが椅子に座りながら言う。


「序章で世界がひっくり返ってるけどな」


グランが静かに言った。


「この研究は世界中の学者が注目している」


それも無理はなかった。


アルトの研究テーマは


古代文明史。


それは


数千年前に滅びた文明の


・技術

・社会構造

・世界ネットワーク

・異界戦争


すべてを解き明かす研究だった。


しかも彼は


実際に最終遺跡を発見した人物。


その名はすでに


学会で広く知られていた。


レオンが新聞を広げる。


そこには記事が載っていた。


「若き考古学者アルト

古代文明研究の第一人者へ」


ミラが吹き出す。


「第一人者だって」


アルトは困った顔をする。


「まだ何も解明できてないのに」


レオンが笑った。


「いや」


「君がいなければ」


「世界は今頃崩壊してた」


ガルドも頷く。


「それに」


「遺跡見つける才能は本物だ」


アルトは少し照れながら言った。


「でも」


「俺がやりたいのは」


「文明の歴史を知ることなんだ」


彼は地図を指差した。


世界中に点在する遺跡。


まだ調査されていない場所が


いくつも残っている。


アルトは静かに言った。


「古代文明は」


「世界中に都市を作っていた」


「まだ眠っている遺跡が必ずある」


ミラが笑う。


「つまり」


「まだまだ冒険は終わらないってこと?」


アルトは頷いた。


「研究者として」


「世界を調べ続けたい」


レオンが微笑む。


「いい研究テーマだ」


グランが窓の外を見た。


「世界は広い」


ガルドが立ち上がる。


「なら」


「次の遺跡を探しに行くか」


アルトは少し驚いたあと


ゆっくり笑った。


研究室の窓から


新しい朝日が差し込んでいた。


それはまるで


次の冒険の始まりを照らす光のようだった。

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