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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第5章

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95 世界の平和

最終遺跡の崩壊から数日後。


アルトたちは王国の都市へ戻っていた。


空は穏やかで、

風も静かだった。


ミラが城壁の上から空を見上げる。


「……きれい」


かつて世界を覆っていた

魔力嵐はもうない。


レオンが携帯端末を見ながら言う。


「世界各地の観測データ」


「全部正常に戻ってる」


アルトが尋ねる。


「本当か?」


レオンは頷いた。


「魔力嵐は消滅」


「空間歪曲も収束」


「地震活動も安定」


彼は静かに言う。


「封印は完全に安定してる」


ガルドが腕を組む。


「つまり」


「世界は助かったってことだな」


ミラが笑った。


「そういうこと」


そのとき、


王国の使者が城壁へ駆け上がってきた。


「報告です!」


アルトたちが振り向く。


「帝国軍が」


「全軍撤退しました!」


レオンが驚く。


「もう?」


使者が続ける。


「古代遺跡の崩壊と」


「終焉存在の消滅を確認した後」


「帝国は侵攻を停止」


「現在、各地の軍を引き上げています」


ガルドが鼻で笑う。


「まあ」


「世界が滅ぶ戦いに付き合う理由はねえか」


ミラが空を見る。


「戦争も終わったんだね」


都市の下では人々が行き交っていた。


市場が開き、


子どもたちが走り回り、


商人たちが声を上げている。


普通の生活。


当たり前の世界。


だがその当たり前は


危うく消えるところだった。


レオンが呟く。


「古代文明は」


「これを守ろうとしたんだな」


アルトは頷いた。


「敵を倒すんじゃなく」


「世界を守る」


ミラが微笑む。


「いい選択だったと思う」


ガルドが肩をすくめる。


「そのおかげで俺たちも生きてる」


グランも静かに言った。


「そして世界も」


アルトは遠くの空を見た。


穏やかな青空。


かつて異界の王が現れた空とは思えないほど、


静かな世界だった。


彼は小さく呟く。


「終わったんだな」


レオンが答える。


「ああ」


「世界は救われた」


城壁の上に立つ五人。


彼らの背後で


都市の鐘が鳴った。


カーン……


カーン……


それはまるで


世界の平和を告げる鐘のようだった。

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