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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第5章

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94/100

94 遺跡崩壊

封印空間――最終中枢。


終焉存在が完全に封印されたあと、

世界核装置の光はゆっくりと落ち着き始めていた。


静寂。


長い戦いが終わったことを誰もが感じていた。


ミラがその場に座り込む。


「……終わったね」


レオンも深く息を吐いた。


「信じられない」


「古代文明の最終兵器を起動させるなんて……」


ガルドが笑う。


「しかも世界を救った」


グランも肩を回す。


「悪くない仕事だ」


アルトは封印空間を見上げた。


巨大な封印魔法陣。


静かに回転するエネルギー。


古代文明が残した最後の守り。


だがそのとき――


AIの声が響いた。


《警告》


《世界核装置 過負荷》


レオンが顔を上げる。


「え?」


《装置再起動の反動により》


《都市構造崩壊 開始》


次の瞬間。


ゴゴゴゴゴゴゴ!!!


都市全体が激しく揺れた。


天井の岩盤が崩れ落ちる。


ミラが叫ぶ。


「なに!?」


AIが続ける。


《最終遺跡 崩壊開始》


《脱出を推奨》


ガルドが呆れた顔をする。


「おいおい」


「最後にこれかよ」


ドォォン!!


遠くで巨大な爆発音。


封印空間の壁が崩れ始める。


グランが周囲を見回す。


「急がないと」


「ここに埋まるぞ」


レオンが端末を操作する。


「出口ルートを探す!」


光の地図が表示された。


アルトがそれを見る。


「この通路だ」


「来た道を戻る」


ミラが立ち上がる。


「急ごう!」


その瞬間。


巨大な瓦礫が落ちてくる。


ガルドが剣で叩き割る。


ドォン!!


「走れ!」


アルトたちは全力で駆け出した。


崩壊する古代都市の中を。


通路が崩れ、


床が裂け、


空間が歪む。


魔力炉が爆発する。


ドォォォォン!!


ミラが振り向く。


「都市が……」


レオンが叫ぶ。


「完全崩壊する!」


アルトは走りながら言う。


「急げ!」


出口へ続く長い通路。


だがその途中で――


ズズズズズ……


巨大な扉が落ちてくる。


道が塞がれる。


ミラが叫ぶ。


「通れない!」


グランが前に出る。


「任せろ」


彼は重火力砲を構える。


ドォォォォン!!


扉が爆発し、


通路が開く。


ガルドが笑う。


「ナイスだ!」


さらに走る。


走る。


走る。


そして――


遠くに光が見えた。


レオンが叫ぶ。


「出口だ!」


最後の通路。


その背後で都市が崩壊していく。


アルトたちは全力で駆け抜けた。


そして――


外へ飛び出す。


次の瞬間。


ゴゴゴゴゴゴゴ!!


巨大な轟音。


最終遺跡が


ゆっくりと崩れ落ちた。


地下都市が沈み、


巨大な入口が完全に閉じる。


砂煙が空へ舞い上がる。


しばらくして。


静寂が戻った。


ミラが息を切らす。


「……助かった?」


ガルドが笑う。


「ああ」


「ギリギリな」


レオンは崩れた遺跡を見つめた。


「古代文明の都市……」


「全部埋まった」


アルトも静かにそれを見ていた。


だが。


彼は小さく頷く。


「でも」


「世界は守られた」


遠くの空は


静かに晴れていた。


長い戦いは


本当に終わったのだった。

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