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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第5章

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93/100

93 ラスボス撃破

封印空間――最奥中枢。


そこはまるで世界の中心だった。


巨大な魔法陣が空間全体に広がり、

崩れかけた封印装置が赤い光を放っている。


その中央。


封印中枢の制御台。


アルトはそこへたどり着いていた。


だが。


目の前には――


終焉存在。


黒い霧のような身体。

無数の触腕。

歪んだ空間。


その巨体は都市一つほどもある。


封印空間を侵食しながら、


ゆっくりとアルトたちへ近づいていた。


ミラが叫ぶ。


「アルト!!」


「早く装置を!」


アルトは制御装置へ手を伸ばす。


だがその瞬間。


ズォォォォン!!


巨大な触腕が振り下ろされる。


ガルドが前に飛び出した。


「させるか!!」


剣が閃き、


触腕を弾き返す。


だが衝撃で彼の体が吹き飛ばされる。


グランが砲撃する。


ドォォン!!


魔導砲が炸裂する。


終焉存在の身体が揺れる。


だが――


再生する。


レオンが叫ぶ。


「普通の攻撃じゃ倒せない!」


「封印しかない!」


ミラが古代兵器を操作する。


空中に浮かぶ古代砲塔が一斉に発射。


光の砲撃が終焉存在を包む。


そのわずかな隙。


アルトは制御装置へ手を触れた。


AIの声が響く。


《文明継承者アルト》


《世界核装置 最終起動》


《認証完了》


巨大な魔法陣が回転を始める。


ゴゴゴゴゴ……


都市全体が震えた。


封印空間の壁が光り始める。


終焉存在が反応した。


ギィィィィィィ!!


異界の咆哮。


空間が激しく歪む。


触腕がアルトへ襲いかかる。


その前に立ったのは


ガルドだった。


血を流しながらも剣を構える。


「アルト」


「やれ」


ミラも叫ぶ。


「ここは私たちが止める!」


グランが砲を構える。


「時間は作る!」


レオンが装置を操作する。


「封印エネルギーを最大出力にする!」


アルトは頷いた。


そして叫ぶ。


「世界核装置――」


「起動!!」


その瞬間。


封印空間が


太陽のような光に包まれた。


巨大魔法陣が完全展開する。


世界魔力ネットワークが接続。


古代文明が残した


最後の封印システム。


終焉存在が暴れる。


触腕が空間を引き裂く。


だが。


光の鎖が現れた。


無数の封印鎖。


それが終焉存在を捕らえる。


ギィィィィィィィ!!


異界の王が叫ぶ。


空間侵食が止まる。


そして――


封印エネルギーが


一気に収束した。


巨大な光の柱が


終焉存在を包み込む。


その身体が


ゆっくりと崩れていく。


異界の影が、


光の中へ飲み込まれていく。


最後に


巨大な目のようなものが


アルトを見た。


そして――


消えた。


完全沈黙。


AIの声が静かに響く。


《終焉存在 再封印確認》


《世界核装置 正常稼働》


《封印システム 復元完了》


レオンが呟く。


「……やった」


ミラが座り込む。


「終わった……?」


ガルドが剣を下ろす。


「どうやらな」


アルトは光の消えた封印空間を見上げた。


そこにはもう


終焉存在はいない。


ただ静かな封印空間が広がっていた。


AIが最後に告げる。


《最終任務完了》


《世界防衛作戦 成功》


アルトはゆっくり息を吐く。


「これで……」


「世界は守られた」


長い戦いが


ついに終わった。

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