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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第5章

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92/100

92 世界崩壊を防ぐ

封印空間――中枢領域への通路。


アルトたちは崩れた古代の回廊を走っていた。


空間は歪み、


床も壁もゆっくりと崩壊している。


まるで世界そのものが壊れ始めているかのようだった。


ゴゴゴゴゴ……


ミラが不安そうに周囲を見る。


「この場所……」


「どんどん壊れてる」


レオンは携帯端末の表示を見ながら叫ぶ。


「当然だ!」


「封印が崩れてるんだ!」


そのとき、


世界管理AIの声が響いた。


《警告》


《封印崩壊率 52%》


《世界各地で異常発生》


アルトが振り向く。


「異常?」


AIが映像を展開する。


空中に世界地図が浮かび上がった。


そこには赤い光点が無数に点滅している。


ミラが息を呑む。


「これ……」


「全部異常?」


AIが説明する。


《魔力嵐 発生》


映像が変わる。


巨大な魔力の嵐が空を覆っている。


都市が青い雷に包まれ、


魔法が暴走している。


《空間歪曲 確認》


今度は空間が裂ける映像。


山が歪み、


森がねじ曲がる。


生き物たちが逃げ惑っている。


《地殻不安定》


次の映像では大地が裂け、


巨大な地震が都市を揺らしていた。


レオンが顔を青くする。


「世界全体が」


「崩壊を始めてる……」


ガルドが低く言う。


「つまり」


「俺たちが失敗したら」


レオンが頷く。


「世界は終わる」


重い沈黙が落ちた。


だがアルトは前を見ていた。


「なら」


「急ぐだけだ」


ミラが笑う。


「簡単に言うわね」


グランが肩をすくめる。


「でもその通りだ」


AIが再び警告を出す。


《封印空間侵食 進行》


《完全崩壊まで》


一瞬の沈黙。


そして。


《残り 32分》


レオンが叫んだ。


「三十分!?」


「無理だ!」


「中枢まで距離がある!」


アルトは足を止めない。


「無理じゃない」


レオンが言う。


「計算上――」


アルトは振り向いた。


「計算はあとでいい」


彼は静かに言った。


「走ろう」


ガルドが笑った。


「いいなそれ」


彼は剣を肩に担ぐ。


「走りながら考えりゃいい」


ミラが息を吐く。


「……もう」


「このチームらしいわね」


そのとき。


遠くで


巨大な影が動いた。


終焉存在。


封印空間の奥で


ゆっくりと体を広げている。


空間が侵食され、


裂け目が広がる。


AIの声が響く。


《終焉存在 完全出現まで》


《残り 28分》


レオンが叫ぶ。


「時間が減ってる!」


アルトは前を見た。


崩れた通路。


歪む空間。


その先に


封印中枢がある。


彼は言った。


「世界を守る」


ミラが頷く。


「うん」


ガルドが笑う。


「やるしかねえ」


グランが砲を構える。


「前を開く」


レオンが端末を握る。


「最短ルート出す!」


アルトは走り出した。


「行くぞ!」


崩壊する封印空間の中、


彼らは


世界崩壊を止めるための戦いへ


突き進んだ。

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