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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第5章

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91 装置停止作戦

封印制御塔――中央制御室。


塔の壁面に広がる巨大な魔法陣が、ゆっくりと回転していた。

世界核都市のすべてのエネルギーが、この一点へ集まっている。


しかしその光はまだ不安定だった。


AIの声が静かに響く。


「《封印装置 再起動準備完了》」


「《だが完全起動には追加手順が必要》」


アルトは振り向く。


「追加手順?」


レオンも装置の画面をのぞき込む。


「どういうことだ?」


AIは答える。


「《世界核装置は三層構造》」


「《第一層:都市制御》」


「《第二層:封印制御塔》」


「《第三層:封印空間中枢》」


アルトの表情が変わる。


「……中枢?」


AIは続けた。


「《最終起動は封印空間の中心部で行われる》」


「《文明最終安全設計》」


レオンが理解する。


「つまり……」


「ここからじゃ完全起動できない」


ミラが顔を上げる。


「じゃあ、どこで?」


AIが塔の中央に光の地図を表示する。


そこには巨大な空間構造が映し出された。


封印空間。


そしてその最奥。


封印中枢。


レオンが息を呑む。


「ここが……」


「ラスボスのすぐ前だ」


その瞬間。


都市が激しく揺れた。


ドォォォォン!!


終焉存在の触腕が塔の外壁を叩きつける。


警報が鳴り響く。


《警告 封印空間崩壊進行》


《侵食率 34%》


ミラが叫ぶ。


「時間がない!」


ガルドが剣を握る。


「だったら行くしかねえだろ」


グランも頷く。


「最奥に突っ込む」


レオンは地図を見ながら言う。


「ルートは一つしかない」


彼は光の通路を指差す。


封印制御塔の下。


そこに巨大な扉があった。


「封印空間へのゲート」


「ここから中に入れる」


ミラが呟く。


「つまり……」


「終焉存在の真横を通るってこと?」


ガルドが笑った。


「上等だ」


アルトは静かに言う。


「違う」


仲間たちが彼を見る。


アルトは続けた。


「真横じゃない」


「真正面だ。」


その言葉に


誰も反論しなかった。


アルトは装置を操作する。


巨大な扉がゆっくりと開いた。


ゴゴゴゴゴ……


そこに現れたのは


暗黒の空間。


歪んだ重力。


崩れた魔法陣。


そして遠くに見える


巨大な影。


終焉存在。


封印空間の裂け目から


ゆっくりと体を出している。


レオンが震える声で言う。


「……あれが」


「本体」


ミラが息を呑む。


「こんなの……」


ガルドが剣を肩に担ぐ。


「怖いか?」


ミラは少し考えてから答える。


「……怖い」


「でも」


彼女はアルトを見る。


「逃げない」


アルトは頷いた。


「ありがとう」


彼は封印空間を見つめる。


古代文明が命を懸けて守った世界。


その最後の装置。


アルトは言う。


「作戦は一つ」


レオンが答える。


「封印中枢へ到達」


グランが続ける。


「世界核装置を完全再起動」


ガルドが笑う。


「ついでに化け物を押し返す」


アルトは静かに宣言した。


「行こう」


「世界の中心へ」


彼は一歩踏み出す。


仲間たちも続く。


彼らは


封印空間の奥へ突入した。


そこは


終焉存在の


すぐ目前だった。

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