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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第5章

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88/100

88 最終戦闘

世界核都市――封印制御塔上空。


終焉存在はゆっくりとその巨体を広げていた。


黒い触腕が都市の空を覆う。


空間そのものが歪み、橋や塔が崩れ落ちていく。


ゴゴゴゴゴ……


ミラが震えた声で言う。


「……出てくる」


レオンが端末を握りしめる。


「封印空間が完全に裂けてる……!」


巨大な赤い眼が都市を見下ろした。


その視線だけで空気が凍るようだった。


そして――


終焉存在の体から黒い霧が広がる。


それは都市の建造物に触れた瞬間、


侵食した。


石も金属も


まるで腐るように崩れていく。


レオンが叫ぶ。


「空間侵食!」


「物質そのものを書き換えてる!」


ガルドが剣を抜く。


「理屈はあとだ!」


「叩き切ればいい!」


彼は走った。


巨大な橋を駆け上がり、


終焉存在の触腕へ跳ぶ。


「うおおおおお!」


ガンッ!!


剣が触腕に叩き込まれる。


だが――


手応えがない。


刃は黒い霧を切り裂くだけだった。


ガルドが驚く。


「……なっ」


触腕が動く。


ドォォン!!


衝撃波でガルドは吹き飛ばされた。


ミラが叫ぶ。


「ガルド!」


アルトが駆け寄る。


「大丈夫か!」


ガルドは起き上がるが、歯を食いしばっていた。


「……効いてねえ」


レオンが青ざめた顔で言う。


「解析結果が出た」


「この存在――」


彼は震える声で続けた。


「物理法則が違う」


ミラが目を見開く。


「え?」


レオンが言う。


「物理攻撃はほぼ無効」


「魔法も吸収されてる」


ミラが魔法を放つ。


「ファイアストーム!」


炎の嵐が終焉存在を包む。


だが次の瞬間。


炎が


消えた。


終焉存在の体が光り、


魔力を吸い込んでいく。


レオンが叫ぶ。


「魔力吸収!」


「攻撃すればするほど強くなる!」


都市の上空で


終焉存在がゆっくりと降りてくる。


封印空間の裂け目が広がる。


もし完全に地上へ出れば――


レオンが呟いた。


「……世界が終わる」


ミラがアルトを見る。


「どうするの?」


アルトは黙っていた。


終焉存在を見上げる。


普通の戦いでは勝てない。


だが。


彼の頭の中に


一つの答えが浮かんでいた。


アルトはAIへ言う。


「世界管理AI」


《応答》


「封印装置はまだ使えるか?」


一瞬の沈黙。


《封印制御装置 稼働可能》


《ただしエネルギー不足》


《単独では再封印不可》


レオンが言う。


「つまり……」


アルトは頷いた。


「装置を戦闘に使う」


ミラが驚く。


「え?」


アルトは封印制御塔を見上げる。


巨大な魔力回路。


世界魔力ネットワーク。


すべてがこの都市に集まっている。


アルトは言った。


「封印装置を武器にする」


ガルドが笑う。


「なるほど」


「世界規模の兵器か」


レオンの目が輝く。


「できる……!」


「世界エネルギーを使えば!」


終焉存在の触腕が都市へ落ちる。


ドォォォン!!


橋が崩壊する。


ミラが叫ぶ。


「急がないと!」


アルトは拳を握る。


「AI!」


《文明継承者アルト 命令受付》


アルトは宣言した。


「封印制御塔を起動」


「終焉存在を――」


彼は空を見上げる。


巨大な異界の王。


世界を滅ぼす存在。


そして言った。


「もう一度封印する。」


AIの声が響く。


《最終封印プロトコル》


《戦闘モード起動》


都市全体が光り始めた。


最終決戦が


始まる。

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