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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第5章

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87/100

87 世界管理AI

終焉存在が封印空間から姿を現した瞬間――

都市中枢は混乱の渦に包まれていた。


巨大エネルギー炉が不安定に明滅する。


都市の橋が崩れ、古代兵器の格納庫が次々と開き始めていた。


帝国軍の兵士たちが恐怖の声を上げる。


「な、なんだあれは!」


「兵器じゃないのか!?」


「将軍、撤退を――!」


しかし将軍は顔を引きつらせながら叫んだ。


「黙れ!」


「古代文明が作った兵器だ!」


「制御すれば我々のものになる!」


だがその言葉を嘲笑うかのように、


終焉存在の巨大な触腕がゆっくりと空間を裂いた。


ゴォォォォ……


都市全体が軋む。


ミラが震えながら言う。


「……こんなの」


「どうやって戦うの?」


ガルドが剣を握る。


「さあな」


「だがやるしかねえ」


そのときだった。


都市の中心塔――

封印制御塔が突然、強く輝き始めた。


青白い光が塔全体を包む。


レオンが驚く。


「……これは」


都市の上空に巨大な光の球体が現れた。


そして機械的な声が響く。


《最終防衛プロトコル 起動》


《都市管理中枢 再起動》


《世界管理AI オンライン》


アルトたちは空を見上げた。


光の球体がゆっくりと形を変えていく。


それは巨大な魔法陣のような構造だった。


その中心から声が響く。


――――


《文明管理システム 起動完了》


――――


レオンが息を呑む。


「……まさか」


「これが」


ミラが呟く。


「AI?」


声が続く。


《識別》


《世界管理AI》


《役割》


・封印管理

・世界エネルギー制御

・文明データ保存


都市全体の装置が次々と起動する。


エネルギー塔が光り、


防衛砲台が回転する。


AIの声が静かに響いた。


《文明継承候補者 識別中》


《対象 アルト》


アルトが驚く。


「え?」


次の瞬間。


光の線がアルトを包み込んだ。


彼の前に巨大なホログラムが展開される。


無数の古代文字。


都市の地図。


世界のエネルギー網。


レオンが息を呑む。


「……すごい」


「これは文明ネットワークそのものだ」


AIが続ける。


《遺跡都市探索》


《古代装置復元》


《文明記録保護》


《行動履歴確認》


短い沈黙。


そして。


《評価完了》


アルトの前に光の紋章が浮かび上がった。


それは古代文明の象徴だった。


AIの声が静かに宣言する。


――――


《文明継承者 認証》


――――


都市の光が一斉に輝いた。


巨大エネルギー炉が安定する。


防衛装置が再配置される。


ミラが驚く。


「アルト……!」


レオンも言う。


「認められたんだ」


「古代文明に」


AIがさらに続ける。


《文明継承者アルトへ権限移譲》


《世界管理装置 一部操作権限付与》


《封印維持システム 再接続可能》


しかし同時に警告音が鳴る。


《警告》


《終焉存在 封印離脱》


《封印安定度 13%》


都市の上空では


終焉存在がゆっくりと形を広げていた。


空間が歪む。


黒い闇が都市を侵食していく。


AIが言った。


《文明継承者アルト》


《世界存続確率 低下》


《対抗行動 推奨》


アルトは拳を握る。


「……わかった」


ミラが言う。


「どうするの?」


アルトは空を見上げた。


都市の上空に広がる


巨大な終焉の影。


そして彼は言った。


「戦う」


ガルドが笑う。


「やっとだな」


レオンも頷いた。


AIの声が静かに響く。


《最終防衛作戦 開始》


世界の命運をかけた戦いが


いま始まる。

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