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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第4章

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80/100

80 最終遺跡へ

夜明け前の空は、深い群青色だった。


古代都市の広場には、静かな風が吹いている。


巨大な文明守護者は動かず、ただ都市を見下ろしていた。

まるで長い眠りに入った番人のように。


中央管理塔の入口で、アルトたちは立っていた。


準備はすでに終わっている。


装備。

古代装置。

最低限の食料。


長い旅になる可能性があった。


ミラが空を見上げる。


「なんか変な感じ」


アルトが聞く。


「どうして?」


ミラは少し考えて言った。


「最初はさ」


「ただの遺跡調査だったじゃん」


ガルドが笑う。


「確かにな」


グランも肩をすくめた。


「気づいたら世界の命運とか背負ってるしな」


レオンが静かに言う。


「考古学者の仕事としては」


「規模が大きすぎる」


ミラが苦笑した。


アルトも小さく笑う。


だが、その表情はすぐに引き締まった。


彼は都市の中心を見た。


この場所で、文明の真実を知った。


文明は自らを犠牲にし、世界を守った。


そして今――


その封印が壊れかけている。


アルトは静かに言った。


「行こう」


AIの光が、塔の入口に浮かぶ。


《最終遺跡への通路を開放します》


都市の中央広場。


その地面がゆっくりと開いた。


巨大な地下通路。


暗く深い階段が、地の底へ続いている。


ミラが呟く。


「……ここからなんだ」


レオンが頷いた。


「文明最後の道」


ガルドが剣を肩に担ぐ。


「戻れないかもしれねえな」


アルトは階段を見つめた。


その先にあるもの。


最終遺跡。


世界核装置。


封印の中心。


そして――


終焉存在。


ミラが横に立つ。


「怖い?」


アルトは少し考えた。


そして答える。


「怖いよ」


「でも」


彼は前を見た。


「行かなきゃいけない」


ガルドが笑う。


「それでこそリーダーだ」


グランも頷く。


「だな」


レオンが言う。


「文明の答えを見に行こう」


アルトは一歩前へ踏み出した。


暗い階段を降りていく。


仲間たちが続く。


地上の光が、少しずつ遠ざかっていく。


だがその先には――


文明の真実。


世界の運命。


そして


終焉の存在。


長い階段の奥で、古代の扉がゆっくりと開いた。


そこから吹き出す、古い風。


アルトは振り返らなかった。


ただ前を見て進む。


その先に待つものを、すべて受け止めるために。


こうして――


アルトたちの旅は


最終決戦編へと突入した。

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