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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第4章

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69 遺跡防衛戦

中央管理塔のホールに、魔導銃の光が走った。


「撃て!」


帝国兵の号令と同時に、青白い魔力弾がアルトたちへ向かって放たれる。


ガルドが前へ飛び出した。


「下がれ!」


剣が振り下ろされ、魔力弾を弾き飛ばす。

床に激しい火花が散った。


ミラは柱の陰へ滑り込みながら叫ぶ。


「数が多すぎる!」


グランが魔導弓を構えた。


「だったら減らすまでだ!」


矢が放たれ、帝国兵の一人を弾き飛ばす。


だが帝国兵は次々とホールへ流れ込んでくる。


将校が冷静に命令を出した。


「中央装置を確保しろ!」


「抵抗する者は排除せよ!」


アルトは中央装置の前に立った。


背後には空中に浮かぶ中央管理AI。


「ここを突破されたら……」


その瞬間だった。


塔全体に低い振動が走る。


ブゥン――


床の魔力回路が一斉に光り始めた。


ミラが振り向く。


「なに!?」


中央管理AIの声が響く。


《侵入者多数確認》


《都市防衛プロトコル起動》


次の瞬間、都市全体に重い警報音が鳴り響いた。


ゴォォォォン……!


帝国兵たちが戸惑う。


「なんだ!?」


アルトの目が見開かれる。


「まさか……」


外から、巨大な振動が伝わってくる。


ドォン……!


ドォン……!


ガルドが窓の外を見る。


「……おい」


「でかいのが動いてるぞ」


アルトも振り向いた。


都市広場の中央。


そこに立っていた巨大な石像が――


ゆっくりと動き出していた。


ミラが叫ぶ。


「ゴーレム!」


高さは十メートルを超える。


石と金属で作られた巨体。


目の部分が青く光る。


AIの声が続く。


《都市防衛兵器》


《戦闘ゴーレム起動》


ゴーレムが一歩踏み出す。


地面が大きく揺れた。


帝国兵の一人が叫ぶ。


「砲撃だ!」


だが次の瞬間、都市の壁面が開いた。


無数の砲塔が姿を現す。


ガルドが呟く。


「まだあるのかよ……」


AIが説明する。


《魔導砲塔展開》


砲塔が一斉に光を放つ。


轟音と共に、魔力砲撃が帝国軍へ降り注いだ。


爆発が都市を揺らす。


さらに空から、羽音のような音が聞こえた。


ミラが上を見上げる。


「今度は何!?」


空中に、小さな金属の球体が無数に浮かんでいた。


青い光を放つ目。


それらが一斉に旋回する。


《防衛ドローン起動》


ドローンが帝国軍へ突撃する。


光の弾が連続して発射された。


都市は一瞬で戦場へ変わった。


グランが苦笑する。


「帝国軍」


「古代防衛装置」


「それに俺たちか」


ガルドが剣を握り直す。


「三つ巴ってわけだな」


帝国兵たちも混乱していた。


「くそっ!」


「防衛装置まで動きやがった!」


将校が怒鳴る。


「構うな!」


「中央塔を制圧しろ!」


再び帝国兵が突撃してくる。


アルトは中央装置の前に立った。


「ここを守る!」


ミラが隣に立つ。


「もちろん!」


ガルドが笑う。


「任せろ!」


グランが矢をつがえる。


「ここが落ちたら世界が終わるんだろ?」


アルトは頷いた。


外では巨大ゴーレムが帝国軍を押し潰している。


魔導砲塔が火を吹き、防衛ドローンが空を埋める。


都市全体が戦場になっていた。


だがアルトたちは中央塔を守るため、武器を構える。


ここは文明の心臓部。


ここを奪われれば――


世界そのものが危険にさらされる。


アルトは静かに言った。


「この塔は……絶対に守る」


その言葉と共に、


遺跡都市の防衛戦が本格的に始まった。

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