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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第3章

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60 最終遺跡へ

山脈を越える風は、冷たく澄んでいた。


崩壊した地下都市の跡地は、すでに巨大な岩山に埋もれている。


そこにかつて古代文明の都市があったことを知る者は、もうほとんどいないだろう。


しかしアルトたちは知っていた。


あの都市は、文明のほんの一部に過ぎなかった。


野営地の中央では、王国調査隊が最後の撤収を進めている。


荷車が並び、兵士たちが装備をまとめていた。


王国の学者がアルトに声をかける。


「アルト殿」


アルトは振り返った。


「はい」


学者は静かに言った。


「あなたの発見は歴史を変えるものです」


「古代文明の存在、都市ネットワーク、そして未知の敵……」


アルトは小さく頷いた。


「まだ断片です」


「本当の答えは見つかっていません」


学者は言う。


「それでも、あなたはここまで辿り着いた」


「王国はあなたの研究を支援します」


アルトは礼を言った。


「ありがとうございます」


しかし彼の視線は、すでに別の場所を見ていた。


広げられた地図。


その中央には、一つの印がある。


中央研究都市。


古代文明の中心。


最大の遺跡。


ミラが横から覗き込む。


「ついに行くんだよね」


ガルドが笑う。


「大陸のど真ん中か」


グランは地図を指でなぞった。


「ここまでの距離……長旅になるぞ」


アルトは地図を見つめていた。


地下都市。


古代兵器。


都市AI。


そして文明の記録。


すべてが示していた。


この世界にはまだ、


誰も知らない歴史が眠っている。


アルトはゆっくり言った。


「古代文明は滅びた」


「でも、その理由はまだ分からない」


ミラが言う。


「謎の敵、だよね」


アルトは頷いた。


「そして文明の中心都市」


「そこには、すべての答えがあるはずです」


ガルドが剣を肩に担ぐ。


「じゃあ決まりだな」


グランも笑う。


「次の遺跡だ」


アルトは仲間たちを見た。


ここまでの旅で、彼らは何度も命を懸けて戦ってきた。


だが誰一人として、引き返そうとは言わない。


ミラが笑った。


「アルト」


「隊長の命令をどうぞ」


アルトは少しだけ笑った。


そして地図を閉じる。


彼ははっきりと言った。


「文明の中心へ行こう」


静かな言葉だった。


しかしその言葉には、確かな決意があった。


ガルドが笑う。


「いいね」


グランも頷く。


ミラは楽しそうに言った。


「次はどんな遺跡かな」


アルトは空を見上げた。


遠い空。


まだ誰も知らない場所。


その先に――


世界最大の古代遺跡都市が眠っている。


アルトは一歩踏み出した。


仲間たちも続く。


こうして彼らの旅は、新たな段階へ進む。


古代文明の真実を求める旅。


そして――


物語はついに、


最終章へと向かっていく。

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