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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第3章

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59 主人公チームの成長

朝の光が山脈の稜線を照らしていた。


野営地では、王国調査隊が撤収の準備を進めている。


地下都市は完全に崩壊した。


しかし、その冒険は決して無駄ではなかった。


アルトたちは焚き火の跡のそばに集まっていた。


ミラが大きく伸びをする。


「はあ……やっと落ち着いたね」


ガルドは剣の刃を布で拭いている。


「今回の冒険は、さすがに骨が折れた」


グランは静かに荷物をまとめていた。


「だが得たものも大きい」


アルトは地図を見つめていた。


中央研究都市。


次の目的地。


しかし彼の頭の中には、ここまでの旅が浮かんでいた。


最初はただの遺跡調査だった。


小さな古代都市の噂。


そこから始まった旅。


盗掘団との戦い。


地下都市の発見。


帝国軍との衝突。


そして古代文明の記録。


アルトは仲間たちを見た。


ミラ。


魔法使いの少女。


最初は好奇心だけで旅に参加していた。


しかし今では、強力な魔法で仲間を守る存在になっている。


ミラは笑った。


「何?」


アルトは言う。


「ミラの魔法、ずいぶん強くなりました」


ミラは照れたように笑う。


「そりゃ、あれだけ戦えばね」


ガルドが鼻で笑う。


「最初は魔法の練習ばっかりだったのにな」


ミラが睨む。


「うるさい!」


そのガルドもまた変わっていた。


放浪の剣士。


最初はただの傭兵のような男だった。


しかし戦闘では常に前線に立ち、仲間を守っている。


ガルドは肩をすくめる。


「まあ、少しは腕が上がったかもな」


グランも頷く。


「頼れる剣だ」


ドワーフの技術者グランもまた、重要な存在だった。


罠の解除。


遺跡の構造解析。


古代装置の理解。


彼の知識が何度もチームを救ってきた。


グランは低く言った。


「遺跡は力だけでは攻略できん」


「知恵も必要だ」


アルトは静かに頷いた。


そして――


彼自身も変わっていた。


最初はただの研究者だった。


戦いには向いていない。


危険な遺跡を歩くことすら慣れていなかった。


しかし今は違う。


都市の構造を読み解き、


古代兵器の弱点を見抜き、


仲間に指示を出していた。


グランが言う。


「アルト」


アルトは顔を上げた。


グランは真剣な目で言った。


「お前はいい隊長になった」


アルトは少し驚いた。


「隊長?」


ガルドが笑う。


「今さら気づいたのか?」


ミラも頷く。


「私たち、アルトについて来てるんだよ」


アルトは少し黙った。


最初はただの調査隊だった。


しかし今は違う。


彼らは一つのチームになっていた。


戦い。


探索。


危機。


すべてを乗り越えてきた。


アルトはゆっくり言った。


「……ありがとうございます」


ガルドが笑う。


「礼はいらん」


ミラも言う。


「次の冒険、連れてってくれればいい」


グランが地図を指さす。


「中央研究都市」


「そこが次の舞台だな」


アルトは地図を見つめた。


世界の中心。


最大の古代遺跡。


そして古代文明の真実。


アルトは仲間たちを見た。


もう一人ではない。


彼には仲間がいる。


そして彼らは強くなっていた。


アルトは静かに言った。


「行きましょう」


「中央研究都市へ」


その言葉に、


三人は迷わず頷いた。


アルトは今――


仲間を導く真のリーダーになっていた。

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