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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第3章

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51 遺跡都市発見

巨大防衛ゴーレムが崩れ落ちた後、広間には静寂が戻っていた。


砕けた石と金属片が床に散らばり、魔力炉の残光がゆっくりと消えていく。


ミラが大きく息を吐いた。


「……今までで一番強かったね」


ガルドが剣を肩に担ぐ。


「さすが迷宮の主だな」


アルトはゴーレムの残骸ではなく、その奥の通路を見ていた。


「まだ先があります」


グランが頷く。


「この規模なら、中心区画があるはずだ」


広間の奥には巨大な扉があった。


今まで見たものよりもさらに大きい。


高さは二十メートルほど。


表面には複雑な古代紋章が刻まれている。


アルトは静かに文字を読む。


「……中央区画」


ミラが言う。


「つまり、街の中心?」


アルトは頷いた。


グランが装置を調べる。


「開けるぞ」


古い制御盤に魔力を流す。


低い振動音が響いた。


ゴゴゴゴ……


巨大扉がゆっくりと開いていく。


そして――


扉の向こうの光景を見た瞬間、全員が言葉を失った。


そこに広がっていたのは、


地下の都市だった。


巨大な空間。


天井ははるか上にあり、人工の空のように広がっている。


その下には、街があった。


石造りの建物。

広い道路。

無数の建築物。


まるで本物の都市のようだった。


ミラが呟く。


「……街?」


グランが低く言う。


「地下に……こんなものを」


アルトはゆっくり歩き出した。


最初に見えたのは、巨大な広場だった。


円形の広場の中央には巨大な装置があり、周囲には高い建物が並んでいる。


さらに奥には――


一本の巨大な塔がそびえていた。


研究塔だ。


何十階もある巨大建築。


ガルドが口笛を吹く。


「とんでもないな」


ミラが別の方向を指さす。


「ねえ、あれ」


そこには広い平地があった。


滑走路のようにまっすぐな石の道。


その横には、壊れた巨大な機械。


翼のような構造が残っている。


アルトの目が大きく開いた。


「空港……」


ミラが驚く。


「空港!?」


アルトはゆっくり頷いた。


「飛行装置の発着場です」


「つまり、この都市には空を飛ぶ交通があった」


グランが呟く。


「……信じられん文明だ」


アルトは広場の中央まで歩いた。


そこから都市全体が見える。


巨大広場。

研究塔。

空港跡。

無数の建物。


完全な都市だった。


アルトの胸が高鳴る。


「間違いありません」


ミラが聞く。


「何が?」


アルトは言った。


「ここはただの研究施設ではない」


彼は都市を見渡した。


「古代文明の」


「中心都市の一つです」


静かな地下都市。


数千年前に滅びた文明の街。


しかしその規模は、現代のどの都市よりも大きかった。


ガルドが笑う。


「大当たりだな」


ミラも頷く。


「遺跡どころじゃないね」


アルトは静かに言った。


「ここには」


「文明の核心が残っているかもしれません」


その時――


遠くの建物の奥で、光が点滅した。


古代都市はまだ完全には眠っていない。


アルトたちは、

ついに文明の心臓部へ足を踏み入れていた。

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