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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第3章

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48/100

48 古代防衛システム

遺跡迷宮の通路は、静まり返っていた。


石でできた長い回廊。

分岐する通路。

壁には古代文字が刻まれ、所々に水晶灯が埋め込まれている。


アルトたちは慎重に進んでいた。


ミラが周囲を見回す。


「なんだか……嫌な静けさだね」


ガルドが剣の柄に手を置いた。


「こういう時は大体、何か起きる」


その時だった。


ピィィン――


細い音が通路に響いた。


アルトが足を止める。


「今の音……」


壁の水晶灯が一斉に赤く光った。


ミラが驚く。


「色、変わった!」


次の瞬間。


遺跡の奥から低い振動音が広がった。


ゴォォォン……。


床がわずかに揺れる。


グランが顔を上げた。


「動いている」


アルトの表情が変わる。


「まずい」


彼は壁の文字を見た。


「防衛システムです」


その瞬間――


ガシャン!!


通路の前後から巨大な石扉が落ちてきた。


ミラが叫ぶ。


「封鎖された!」


前後の通路は完全に閉じられている。


ガルドが舌打ちした。


「閉じ込められたか」


アルトは首を振る。


「違います」


彼は静かに言った。


「侵入者を区画ごとに分断する仕組みです」


すると、通路の奥から金属音が聞こえてきた。


ギギ……ギギギ……


ミラが顔をしかめる。


「……何か来る」


暗闇の中から、巨大な影が現れた。


金属の体。


光る目。


戦闘ゴーレムだった。


ガルドが剣を抜く。


「自律ゴーレム!」


ゴーレムの胸部が光る。


低い機械音が響いた。


「侵入者……排除……」


グランが盾を構える。


「来るぞ!」


ゴーレムが腕を振り上げた瞬間――


ドォン!!


通路の横の壁が開き、巨大な筒が突き出した。


ミラが叫ぶ。


「砲台!?」


アルトは叫んだ。


「魔導砲です!」


次の瞬間。


ズドォォン!!


青白い光線が通路を貫いた。


石壁が爆発し、破片が飛び散る。


ガルドがミラを引き寄せた。


「伏せろ!」


通路の奥から、さらに足音が響く。


ゴン……ゴン……ゴン……


二体、三体。


ゴーレムが次々に現れていた。


ミラが震えた声で言う。


「ちょっと待って」


「これ……多すぎない?」


アルトは静かに答えた。


「都市防衛システムです」


彼は周囲を見た。


封鎖扉。

自律ゴーレム。

魔導砲。


完全に作動している。


アルトは低く言った。


「遺跡全体が」


「防衛モードに入りました」


遠くの通路からも爆発音が聞こえる。


おそらく帝国軍か、盗掘団が戦っているのだろう。


ミラが苦笑する。


「迷宮にトラップ付きで、さらに戦争?」


ガルドが笑った。


「最高に面白い状況だな」


アルトは真剣な顔で言った。


「ここから先は」


「完全な戦場になります」


ゴーレムたちがゆっくりと歩き出した。


胸の魔力炉が赤く光っている。


古代文明の遺跡は――


侵入者を排除するため、

完全な戦闘状態に入っていた。

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