表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第3章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/100

47 遺跡迷宮

低い機械音が格納庫の奥から響いた直後、

床全体がわずかに震えた。


ゴウン……。


巨大兵器の胸部に埋め込まれた魔力炉が、淡く光り始める。


ミラが慌てて言った。


「ちょっと待って、これ起きるんじゃない!?」


アルトはすぐに周囲を見回した。


「まだ完全起動じゃありません」


「ですが、このままでは――」


その時、格納庫の壁に埋め込まれた水晶装置が一斉に光った。


次の瞬間。


ゴゴゴゴ……!


地面の奥で巨大な機構が動き始めた。


カイルが眉をひそめる。


「……遺跡が反応している」


格納庫の奥にあった巨大扉が、ゆっくりと開いた。


そこに現れたのは――


暗闇へと続く巨大な通路だった。


盗掘団のバルクがニヤリと笑う。


「へえ」


「まだ奥があるってわけか」


グランが低く言う。


「普通の遺跡じゃないな」


アルトは静かに頷いた。


「都市型遺跡です」


ミラが首をかしげる。


「都市型?」


アルトは説明する。


「研究施設だけではありません」


「軍事区画、居住区、都市機能」


「すべてが地下に作られている可能性があります」


ガルドが口笛を吹く。


「つまり?」


アルトは通路の奥を見た。


「巨大迷宮です」


カイルが少し笑った。


「面白い」


帝国兵に命令する。


「先行部隊を出せ」


盗掘団もすぐに動き始める。


「俺たちも行くぞ!」


バルクが叫ぶ。


一方、王国調査隊のテントでは――


リシアが地図を見ながら言った。


「遺跡の内部構造が変化しています」


魔法師が報告する。


「内部の魔力反応が増加」


「複数の通路が開いたようです」


アルトは静かに言った。


「防衛システムの一部でしょう」


彼は床に描かれた古代図面を見つめた。


そこには複雑な構造が描かれている。


「この都市遺跡は」


「単純な建物ではありません」


ミラが聞く。


「じゃあ?」


アルトは答えた。


「迷宮です」


研究施設の区画。


軍事区画。


都市居住区。


それらが地下で複雑に接続している。


グランが低く言った。


「迷えば二度と出られないな」


ガルドが剣を肩に担ぐ。


「面白いじゃないか」


カイルも通路の奥を見つめていた。


「未知の都市迷宮」


「研究者としては最高の舞台だ」


しかしアルトの表情は厳しい。


「問題は」


彼は言った。


「帝国軍も盗掘団もいることです」


ミラが苦笑する。


「つまり」


「迷宮+戦争?」


アルトは静かに頷いた。


「ええ」


彼はランプを掲げた。


その光が、暗い通路の奥を照らす。


どこまでも続く石の回廊。


分岐する通路。


巨大な地下都市。


アルトは言った。


「遺跡迷宮の探索が」


「本格的に始まります」


その奥には――


まだ誰も見たことのない

古代文明の秘密が眠っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ