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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第2章

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38 次の大遺跡の情報

地下都市は崩壊し続けていた。


アルトたちは崩れ落ちる迷宮の通路を必死に走っていた。


天井から石が落ちる。

壁には大きな亀裂。

足元の石床も揺れている。


ミラが叫ぶ。


「もう限界なんだけど!」


ガルドが前を走りながら怒鳴る。


「止まるな!」


その時だった。


通路の途中、壁の一部が崩れ、小さな部屋がむき出しになっていた。


エリシアが気づく。


「アルト、あそこ!」


崩れた壁の奥。


石の机のような台。


その中央には、小さな水晶装置が埋め込まれていた。


アルトの目が止まる。


「記録装置……」


ミラが呆れる。


「また!?」


グランが言う。


「早くしろ」


アルトは急いで装置へ近づいた。


水晶の表面には古代文字が刻まれている。


アルトは素早く読み取る。


「……研究施設データ」


エリシアが驚く。


「この都市の?」


アルトは首を振った。


「違います」


彼は水晶に手を触れた。


装置が光り、空中に青い立体図が浮かび上がる。


それは――


世界地図だった。


ミラが息を呑む。


「地図……?」


アルトは目を見開く。


そこには、いくつもの光点が表示されていた。


山脈。

砂漠。

海の向こう。


光点の横には古代文字が並ぶ。


アルトが読み上げる。


「第一研究施設」


「第四研究都市」


「第七研究施設……」


ミラが驚く。


「それ、最初の遺跡じゃん」


アルトは頷いた。


「つまりこれは」


「古代文明の研究施設の一覧です」


ガルドが低く言う。


「そんなのが世界中にあるのか」


アルトの視線が、ある一点で止まった。


他の光点より、ひときわ大きく輝く場所。


その横には長い文字列。


アルトはゆっくり読み上げる。


「……中央研究都市」


エリシアが息を呑む。


「都市?」


アルトはさらに文字を読む。


「古代文明の主要研究拠点」


「魔導技術開発」


「兵器研究」


ミラが目を丸くする。


「ちょっと待って」


「ここより大きいってこと?」


アルトは頷いた。


「おそらく」


彼の声は興奮で震えていた。


「古代文明の中心施設です」


その位置は、遠く離れた場所を指していた。


大陸の奥。


誰も踏み入れたことのないような地域。


その時。


天井の岩盤が大きく割れた。


ミシィィッ!


グランが叫ぶ。


「もう時間がない!」


ミラがアルトの腕を引く。


「早く!」


アルトは最後に地図を見た。


世界中に広がる遺跡。


そして、その中心にある巨大施設。


彼は水晶の文字を急いで書き写した。


次の瞬間。


ドォォォン!!


天井が崩れ、部屋の一部が潰れた。


アルトたちは慌てて通路へ飛び出す。


崩壊する迷宮の中を走りながら、アルトは呟いた。


「まだある……」


ミラが息を切らす。


「何が!?」


アルトは答えた。


「古代文明の遺跡は」


「この地下都市だけじゃない」


彼の頭には、あの地図が焼き付いていた。


世界中に散らばる研究施設。


そして、その中心にある巨大な都市。


アルトは強く思った。


次の目的地が決まった。


古代文明の真実へと繋がる――

さらに巨大な遺跡が、どこかに眠っている。

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