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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第2章

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34 古代兵器起動

地下都市の広場。


崩れた建物の間で、激しい戦闘が続いていた。


帝国兵と盗掘団。

互いに剣を振るい、怒号が響く。


ミラが柱の陰から顔を出す。


「ちょっと待って!」


「完全に戦場なんだけど!」


ガルドが剣で攻撃を受け止めながら言う。


「遺跡探索どころじゃないな!」


少し離れた場所では、ライバル考古学者レオンが冷静に周囲を観察していた。


「愚かな連中だ」


「遺跡の中で戦えば、何が起きるか分からないのに」


その時だった。


帝国兵の一人が、広場の中央にある石台にぶつかった。


石台の上には、古い装置が埋め込まれていた。


水晶のような球体。


複雑な魔法陣。


兵士がよろめきながら手をつく。


カチッ。


小さな音が響いた。


アルトが振り向く。


「……今の音」


次の瞬間。


石台の魔法陣が、淡く光り始めた。


エリシアが驚く。


「装置が……!」


光は次第に強くなる。


石床の魔法陣が、広場全体へと広がっていく。


ミラが叫ぶ。


「ちょっと!」


「何か起きてる!」


アルトの顔が変わる。


「まずい……」


広場の奥から、低い振動が聞こえた。


ゴゴゴ……


地面がわずかに揺れる。


ガルドが辺りを見回す。


「なんだこの音?」


アルトは石台を見つめていた。


魔法陣が完全に輝いている。


そして理解した。


「防衛装置です」


ミラが固まる。


「……は?」


アルトは叫んだ。


「この都市の防衛システムが起動しました!」


その瞬間。


広場の壁が音を立てて開いた。


石壁の奥から、巨大な影が現れる。


帝国兵が叫ぶ。


「な、なんだあれ!」


それは――


巨大な魔導ゴーレムだった。


高さは五メートル以上。


重い装甲。


赤く光る魔力の目。


盗掘団の男が震える声で言う。


「古代兵器だ……!」


ゴーレムの目が光る。


そして、機械のような声が響いた。


「侵入者確認」


「防衛行動開始」


次の瞬間。


ゴーレムの腕が動いた。


ドンッ!!


帝国兵の盾が弾き飛ばされる。


兵士たちが慌てて後退する。


「くそっ!」


「こんなの聞いてない!」


レオンが苦笑する。


「だから言ったのに」


「遺跡の中で暴れるなと」


しかし、それで終わりではなかった。


広場のあちこちで石床が開く。


ガコン。


ガコン。


次々と装置が起動する。


地下から現れる影。


二体。

三体。

四体。


ミラが青ざめる。


「嘘でしょ……」


アルトは低く言った。


「都市全体の防衛兵器です」


エリシアが震える。


「こんな数……」


帝国兵の隊長が叫ぶ。


「全員戦闘態勢!」


盗掘団も逃げ場を探している。


混乱する地下都市。


アルトは広場を見渡した。


古代文明の都市。


そこに眠っていたのは――


都市を守るための兵器だった。


そして今。


それが、完全に目覚めてしまった。

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