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25話 温泉あとの食事

しばらくして。


温泉から三人が戻ってきた。


髪はまだ少し濡れている。


ガイアが大きく伸びをした。


「いやぁ……」


「生き返った」


カイルも笑う。


「森の奥で温泉とか、意味分からないな」


レナは少し驚いた顔で言った。


「しかも湯加減ちょうどいいし……」


アリアが肩をすくめる。


「気に入った?」


ガイアが即答した。


「かなり」


そのとき。


家の中からいい匂いが漂ってきた。


ガイアが鼻を動かす。


「……飯?」


ミーナが少し嬉しそうに言った。


「スープです」


ティアナが鍋を運んでくる。


「薬草スープよ」


テーブルに並ぶのは

•スープ

•パン

•少しの焼き肉


ガイアが目を丸くした。


「森の拠点の飯じゃないぞこれ」


アリアが笑う。


「文句ある?」


「ない」


全員で席に座る。


そして――


「いただきます」


ガイアがスープを一口飲んだ。


「うまい」


カイルもうなずく。


「これは当たりだな」


レナは感心したように言った。


「薬草の使い方が上手ね」


ティアナが少し誇らしげに言う。


「薬師だから」


少し空気が和む。


そのあと。


ガイアが真面目な顔になった。


「それで」


「森の話なんだが」


アリアが聞く。


「魔物の増加?」


ガイアはうなずいた。


「それもある」


少し声を落とす。


「最近この森」


「魔力が濃くなってるって話なんだ」


レナが続ける。


「私も少し感じたわ」


「普通の森より魔力が強い」


カイルが言う。


「だからギルドが調査を出した」


アリアが腕を組む。


「なるほどね」


俺は少し考えた。


魔力が濃い森。


そして俺が来た場所。


関係があるのか?


そのとき。


ガイアが言った。


「今日はさすがに町まで戻れない」


「ここに泊まってもいいか?」


俺はうなずいた。


「もちろん」


アリアも言う。


「部屋はあるし」


カイルが笑う。


「森の中の拠点なのに宿屋みたいだな」


ミーナが少し嬉しそうに言った。


「……にぎやか」


確かに。


少し前まで


ここには俺しかいなかった。


でも今は

•アリア

•ミーナ

•エリシア

•ティアナ

•冒険者たち


気づけば、かなり賑やかになっていた。


外では夜の森が静かに広がっている。


だが――


この場所だけは


暖かな灯りに包まれていた。

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