2日目
すみません、データが消えてしまいました。
それで、投稿が遅れました。( ´;゜;∀;゜;)
さて、今回は1週間くらいで終わりそうだね。
ユラは、髪をほどいて眼鏡を外す。そして、小さく伸びをしてからシャワールームに向かう。
髪を洗い、お風呂に入る。
「そう言えば、何日の予定だったかな?」
ユラは、思わず呟いて後で聞こうと思い返す。
お風呂を上がり、髪を拭いているとオズとクルトが来る。2人も、シャワーに入って来たらしい。
「オズ、何日間ここに滞在予定だった?」
すると、思わず見惚れていたオズが正気に戻る。
「すまん。確か、2週間だった。」
「ユラ、その格好はエロい………。」
思わず、顔を赤くして顔を逸らすクルト。ん?でも、2人も浴衣姿だけど。何か、やらかした?
「ん?」
首を傾げ、下から2人を見るユラと赤面する2人。
「いや、髪を乾かしてくれ。お風呂上がりで、顔も少し赤いし年頃の男には辛い魅力だぞ。主に、理性的にな。それとも、誘ってるのか?」
「ユラ、君は今は女性なんだよ?」
ふむ、ならば髪を乾かしてしまおう。
「ごめん、お待たせ。さて、今回は1週間くらいで終わりそうだけど2人はどうするの?」
「そうだな、休暇として過ごそうと思う。」
休暇かぁー、暇だけど宿で過ごそうかな。
「僕も、その予定だよ。久しぶりに、3人で遊びたいと思っていたし。ユラは、大丈夫なの?」
「うん、平気だよ。姿を、変えれば良いしね。」
そう言うと、紅茶をいれて2人に渡す。
「よっ、お邪魔するぞ?」
「主神様、お帰りなさいませ。」
ユラが、そう言うと主神は悲しそうである。
「ただいま、ハイリヒ。」
「「……………。」」
2人は、無言で立ち上がる。
「2人とも、もう部屋に戻るの?」
ユラが、キョトンとして言えば2人は頷いて去る。
ユラは、紅茶のカップを片付け新たに紅茶をいれて主神様に渡す。主神は、真剣な表情でユラに言う。
「ユラは、俺を父親として見ているのか?」
「はい、そうですけど?」
ユラは、暢気に言うと紅茶を飲む。
「でも、いまだに敬語のままだしさ…………。」
「それは…………。それは、タメで話して良いか分からないので。その、ごめんなさい?」
主神は、立ち上がり笑って言う。
「じゃあ、次から敬語禁止だからな?」
「うっ………、が、頑張る………。」
ユラは、苦笑していうのだった。
「次、間違えたら罰ゲームな。」
「主神様、それは駄目!」
「出来れば、お父さんと呼んでくれハイリヒ。」
「どっ、努力はしてみる………。」
主神は、部屋から去って行った。
学園生活2日目………。
ユラは、教卓の前に立ち優雅に挨拶をする。
「皆さん、ごきげんよう。」
『エリザお姉様、ごきげんよう!』
さて、最初の授業はテーブルマナー。じつは、テーブルマナーは異世界と同じマナーなんだよねぇ。
「では、ナイフとフォークが並べられていますわ。どちら側から、使うのが正しいでしょうか?」
「はい!」
「では、チャオナさん。」
「えっと、外側から使います!」
ユラは、優しく頷いてから言う。
「正解ですわ。ナイフとフォークは、出される料理に合わせて、外側から内側に向かって順番に並んでいますの。ちなみに、もし順番を間違えても、そのまま使ってもかまいませんわよ。」
すると、生徒達はノートに書き込んでいく。
「あの、左利きなのですが並び替えても?」
「実は、それはマナー違反ですの。左利きの人が、ぎゃくに持つのは良いのですわ。けれども、並べられた、ナイフとフォークを左右逆に並べ替えるのはマナー違反でよろしくありませんのよ。」
キーン コーン カーン コーン♪
「それでは、テーブルマナーの授業はここまでですわ。それでは、ありがとうございましたわ。」
『お姉様、ありがとうございました!』
「はぁー………。今日の、エリザお姉様も美しく見惚れてしまいますね。そして、癒されます。」
顔を赤くして、悶えながら言う女子。
「そうね。美女で、聡明で運動も何もかも出来て。何故、未婚なのか理解が出来ないわ。」
「うんうん、スタイルも良いしね。服装も、清らかでなおかつダサくない!良いなぁ~。」
ユラは、これが信者………。うん、気をつけよう。そう、しっかり思うのだった。真剣に………。
「エリザお姉様って、胸がデカイですよね?」
「そう、スタイルも良いし何か努力を?」
ユラは、困った様子で暢気に言う。
「いいえ、努力などしておりませんわ。」
「羨ましい!」
そして、お昼の時間も囲まれて終了した。
「ふぅー……、精神的に疲れましたわ。」
「エリザ様、紅茶でもいかがですか?」
オズは、心配するようにユラを見る。
「いただきますわ。」
こうして、紅茶を飲み授業に向かうのだった。




