暗闇
ゴットマザー視点です
…真っ暗だ。
何も無い。真っ暗な世界だ。
とりあえず歩いてみる。ここがどこか分からないがじっとしていたら気が狂ってしまいそうだ。
暑くもないし寒くもない。
暖かいのか冷たいのか分からない。
自分の頬に触れるが温度を感じられない。
「…佳奈。」
不意に名前を呼びたくなる。
「…青葉。」
自分は今どういう気持ちなんだろう。この気持ちのことを何と言うのだろう。
「…モモ。」
胸がギュッとする。不安で胸がいっぱいになる。
「…レノ。」
ああ、きっと自分は今寂しいんだ。暗くて怖いんだ。
暗い。光なんて見えない。光ってなんだっけ?何も見えない。真っ暗でひとりぼっち。
このままずっとひとりぼっちなのかな…
…あれ?暗いのが当たり前?何も見えないのが当たり前?ひとりぼっちが当たり前?
ああ…もう何も分からない…分かんないや…
誰か…助けて…
『ゴットマザー…』
不意に名前を呼ばれる。顔を上げると目の前には光が…
立ち上がって光に手を伸ばす。
あれを逃せば自分はもうここから出られないようや気がする。
そんなの嫌だ…ひとりぼっちは…嫌だ!
『大丈夫だよ。ゴットマザー…ゴットは一人じゃ無い。だって私達…家族でしょ?』
「シオン…」
暖かい光が私を包み込む。
光の粒子からシオンが微笑みながら出てくる。
「帰ろう。ゴットマザー。」
「うん…!」
目頭が熱くなる。視界が歪む。
頬に何かがつたる。
光の粒子に包まれて私は意識を手放した。
90突破しました!
やったね!!




