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心配
国王視点だよ
「…王、国王!」
「…!」
誰かに呼ばれ、目が覚める。慌てて飛び起きると
ゴツン☆
「ったぁ〜!」
額を抑えてうずくまる。下の方から同じような声が聞こえる。クソチビめ…
「こくおー大丈夫?」
「…なにが?」
「いや、何かにうなされてたから…」
背中に冷や汗がつたる。心拍数が上がるが、笑顔を保つ。
「国王、嫌な夢でもみたんですか?」
「ん〜…覚えてないや。どんな夢だったっけ。」
「……。」
嘘だ。ほんとははっきりと嫌なくらい覚えてる。脳裏に焼き付いて離れない。
でも、皆に余計な心配かけたくない。
戦争に集中してほしい。
本音を閉じ込めて笑顔を貼り付ける。
「…。」
ゴットマザーは険しい顔してこっちを見ていた。
ゴットマザーは気づいたのかな?
ゴット「は?」(威圧)
あ、イエナンデモナイデス




