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流れる星に願いを乗せて
青葉視点です
「ねぇ、あお。」
「何ですか?国王。」
立食パーティーも御開きとなり、帰りの迎えを待つ。
もう日は傾き、星々が輝き出していた。
「あのチョコレートケーキ、《毒》入ってたでしょ?」
「知ってて何で取りに行ったんですか。」
「あおを試そうかと思って。えへへ…」
「はぁ…」
国王の言う通りあのチョコレートケーキには毒が入っていた。かなりの猛毒。
多分食べたら死ぬだろう。
普通の人なら。
「何で周りの人は見捨てたの?」
「…俺は国王さえいればいいんです。」
「そっか。」
見捨てた…か。
…他の人なんてどうでもいい。俺には…国王がいれば…それでいいんだ。
「偉いぞ。褒めて遣わそう。」
「…え?」
暖かい手が俺の頭の上に乗る。
わしゃわしゃと整えた髪の毛を乱して頭を撫でる国王。
「せっかくセットしたのに…」
「へへっ、別にもう終わったんだからいいじゃん。」
「まぁ…そうですね…」
そのまま撫でられ続ける。アホ毛が揺れてるのが視界の端に映る。
「あ、流れ星…」
「ホントだ〜」
撫でる手が止まったと思ったら空を見上げる国王。その瞳の中にはキラキラと散りばめられた星が映っていた。
空から落ちてくる星に手をかざす。
「トラゲールがいつまでも幸せでいられますように。」
流れる星に願いを乗せて。
キラキラと散る星は空の端へと消えた。
なんか今日全然かけない…




