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真っ白な部屋
佳奈視点です。
「……。」
ふ、と意識が浮上する。
手首には相変わらず重たい手錠が付いている。
慎重に辺りを見渡すが、出口らしきものはない。完全に密室だ。
入れたのなら出口はあるはず…
よく目を凝らすと天井の真ん中にうっすら扉のようなものがある。
同じ色で気づきにくい加工をされていたのでぱっと見じゃわからないだろうな…
しかし、私を捉えて拷問でもするつもりなのだろうか。それにしちゃあ部屋が綺麗すぎる。
真っ白で椅子しか無い部屋。
その椅子に座らされ、ただボンヤリと虚空を見つめる私。
ザッ…と頭にノイズが走る。
どこかで似たような景色を見たことがある気がする…
真っ白な部屋で年老いたおじいさんと小さな子供が魔法を教わっている。
その姿はとても楽しそうだ。
でも…突然場面は変わり真っ赤な世界となる。
魔法のシャボン玉に包まれ、燃え盛る大樹をバックに何処かへと逃げる子供達。
手を伸ばしても伸ばしても大樹には届かなくて。叩いても叩いてもシャボン玉は破れなくて…
「っう…あ、ぁあ…」
ジクジクと頭を蝕む記憶。
痛くて、苦しくて、思い出したくなくて…
「し、しょう…」
最後に聞こえたのは醜い笑い声だった。
次は佳奈の過去編行くで!!
佳奈「わぁい、出番がいっぱい!」
レノ「(´・ω・`)」
あ…レノ…ごめんね(・ω・`)




