外交【2】
佳奈視点です
ユラユラと車に揺られること4時間。
目的のK国に到着した。
「トラゲール国の佳奈様ですか?」
「えぇ。」
車を降りるとそこには黒いタキシードを身にまとった執事らしき人が私を迎えてくれた。
その手には手錠が…
「まず、持ち物を検査いたしますのでその間はこちらをつけておいてください。」
「…そんなに私達のことが信用できないかしら。」
「そういう訳ではございませんが…もしもの場合というものです。」
「…早くしてちょうだい。」
両手を差し出し、手錠をつけられる。
…魔法封じ石で出来た手錠を。
舐めてかかっていたが、このサイズだと私も魔法が使えない。
ここで襲われたらなんの抵抗もできない。不味いな…
だからといって拒否すれば戦争になるだろう。この国とは戦争したくない。
資源の差があるし、国力が違う。
私達ですら勝利は確証出来ないくらいの大国だ。
「では、こちらに…」
執事にエスコートされ、城内へと足を進める。
ここからは向こうのフィールドだ。気を抜けない。
「こちらでお待ちください。」
そういって連れてこられたのはなんの変哲も無い部屋。
魔法が使えないため、罠があるかどうかすら確認出来ない。
…今の私は無力だ。
突然、プシューッと通気口から煙が出る。
「ッ…!」
慌てて口を塞ぎ、窓を開けようとするが開かない。
出口も塞がれていて出られない。
くそッ…どうすれば…!
だんだん…意識、が…遠く…
抵抗も虚しく私は床に倒れた。
佳奈が!捉えられちゃった!!
助けに行かねば!(`・ω・´)




