任務という名の…?【3】
青葉視点です
太陽が傾き、気温が下がってくる。
身震いを一つし、城へ足を進める。
帰る足が重い。なんだか帰りたくない。
あそこが俺の居場所なのに…
「おーい!!あおーーー!」
「ぅえ?!」
目の前から国王が飛んでくる。
そのまま俺に飛びついて手を繋いでまた飛び出す。
「ちょ、国王?!」
「舌噛むよー」
すごいスピードで飛ぶ。こんな速く飛んだことないから目が回る。
「着いた!行くよ!!」
「いや、何処に?!」
「んー?食堂!!!」
食堂?何で?え、今からゴットマザー様の大食大会でもやるの?!
買ってきた食材とかばら撒きながら飛んでるんですけど?!
廊下ぁ!廊下に人参達がぁ!!
「ただいま!連れてきたよ!」
「うぉっ?!」
食堂の扉を開けた途端、破裂音が響く。
恐る恐る目を開けると…
『青葉happy birthday!』
でかでかと書かれた垂れ幕が貼られ、一般兵から最高幹部全員が集まって、皆が皆手にクラッカーを持っていた。
「こ、れって…」
「お手をどうぞ。プリンセス」
「国王?!普通反対じゃないですか?!」
ちょびっと大人っぽく微笑んでスカートの裾を摘み、手を差し出してくる国王。
「いいじゃん。今日の主役はあおなんだからさ。」
「…えぇ」
渋って中々手を取れない。
痺れを切らしたのか国王が無理やり俺の手を取ってエスコートしてくれる。
「ほら、行くよ!」
「あ、ハイ!」
ゴットマザー様と佳奈様が奥から食事を運んでくる。
とても豪華だ。
「あお誕生日おめでとう!かんぱーい!!!」
「「「「「「かんぱーい!!!」」」」」
食堂にグラスのいい音が響き渡った。
リアル青葉もお誕生日おめでとう!!!




