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トラゲール!  作者: hana♪
第6章
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尋問

青葉視点です。今回ちょっとグロいので嫌な方は今すぐバック!

国王が尋問をするという話を聞いて、ゴットマザー様の情報室に入れてもらう。(すごい頼み込んだ。)

興味があるというのでモモも付いてきた。


「あ、佳奈様」

「あ、二人も見にきたの?」


先客で佳奈様がゴットマザー様と椅子に座ってモニターの準備をしていた。

何もしないのも悪いので、奥から椅子を二脚引っ張り出して並べる。

席に着くと同時にゴットマザー様がインカムをオンにする。


「シオン、いいよ。」

『ん。』


カチャリと尋問室の扉を開けて入ってきたのは白と黒のワンピースを着た国王では無く、純白のワンピースを着た国王…天使みたい。

なぜ真っ白なワンピースを着ているのか疑問に思いつつも、静かにする。音声を録音しているので俺の声が入ってしまったら大変だ。


『おい、起きろ。』


容赦無く裏切り者の顔面に水をかける国王。

手足を縛られ、目隠しをされた裏切り者はうろたえる。


『ねぇ、目には目を。歯には歯を。って言う言葉知ってる?』

『し、知ってます…』


声の威圧感に負け、ガタガタと震えながら答える裏切り者。いつもの声では考えられないトーンだ。画面越しの俺ですら背筋に電撃が走るような感覚がくる。


『そっか。話が早いね。じゃあ、君のところの情報頂戴。』

『そ、れは…出来ません。』

『そうだよねぇ…そう簡単には吐かないよねぇ…』


一人で腕を組み、頷きながら怪しげな器具が並ぶ棚に近づく国王。

ふんふん鼻歌交じりに道具を手に取り、物色する。


『やっぱり始めは王道からだよね!』


無邪気な笑顔を浮かべながら、スキップで裏切り者の元まで戻ってくる。

その手には血がこびりついたペンチが…


『ねぇ、爪と歯どっちからがいい?』


ガショガショとペンチを鳴らしながら裏切り者に問う。


『ぁあ…ぃ、やだ…』

『もう、折角人が選ばせてあげるって言ってるのに…本当失礼だよね。』


裏切り者の手を取り、ペンチを爪にあてがう。


『いーち』

『あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!』


耳をつんざくような絶叫を上げる裏切り者。しかめっ面をしてモニターの音量を下げるゴットマザー様。


『まだ1枚目だよ?うるさいなぁ…』

『ぁあ…ぁが、ぐ…』


痛みを逃がそうと悲鳴をあげてのたうち回る。


『ほら、歯食いしばって〜!にーぃ』


容赦無くバリバリと爪を剥いでいく国王。

声にならない絶叫を上げて暴れまわる裏切り者。

暴れ回る裏切り者には目もくれずカウントをしながら手の爪を全部剝いでいく。

裏切り者が暴れ回るせいで純白のワンピースは真っ赤な華を咲かせていく。


…惨い。惨すぎる。

モモなんか横で震えながら見てるし、ゴットマザー様と佳奈様はドン引きしている。


『で、吐く気になった?』

『ぁあ…ぐぅ、あが…ぅ…』


感情を落としたみたいに突然無表情になる国王。凍てつくような瞳は裏切り者を貫く。

あうあうと呻き声を上げ、ぱっかりとあいた口からダラダラよだれを垂らす裏切り者。


『まだかぁ、そっかそっか…じゃあ次は〜…』


裏切り者の体を蹴っ飛ばし、真ん中を開ける。棚の方から平均台みたいなものを二本持ってきて平行に並べる。その間に裏切り者を乗せた。

もちろん裏切り者は暴れる。


『暴れたら落ちるけどいいの?その下、針山だよ?』


ピシャリと冷たく言い放ち、熱々の鉄球を持ってくる。

目隠しで何も見えないのをいいことに嘘をついている。下には何も無い。


『じゃあ、10秒ね!』


何か言う間も無く、ジュウッと熱々の鉄球を裏切り者のお腹へ落とす。


『あ"ぎゃあああああ!!!』


牢屋中に響き渡る悲鳴。


『ごーお、ろーく…』


裏切り者の悲鳴は聞こえていないのか。無表情でカウントを進める。

落ちそうになると、『あ"ー!!!あ"ー!!!』奇声を発しながら必死にしがみつく。

その姿が面白いのか指をさして笑っている。


『じゅーう!どう?もう言う気になったでしょ?』

『あ、ぁああ"…ぐ、ぅ"…がふっ…』


もう喋る気力も無いのだろう。変な言葉しか発しない。


『…まだやるの?』

『も、も"う…ごろじでぐれ…』

『殺す?貴方を?…はっ、殺すわけ無いじゃん。死なせないよ?』


鼻で失笑し、裏切り者の懇願を突っぱねる。


『い"ぅ、い"う"が、ら…』

『本当?』


裏切り者の体はボロボロで。肌は焼けただれ、爪は全て剥がれていた。歯を食いしばりすぎたのか、歯までもボロボロだ。


『お"、れは…X国の"、ずばいで…』


ポツリポツリと話しだす。横でゴットマザー様がメモを取る。


『そっか…それは大変だったね…』


全ての事情を聞き、息絶え絶えの裏切り者に優しい声をかける国王。

一体何をする気だ?


『…え?』


裏切り者は驚いて平均台から落ちる。


『あぎゃぁぁあああ…あ?』


いつまでたっても体中に痛みが走らないのに疑問を感じ、叫ぶのをやめる裏切り者。


『針山は嘘。ごめんなさいね。』


裏切り者の目隠しをそっとほどき、抱き寄せる国王。


『神は私たちのことをいつも見ておられます…』


手に持っていたナイフでとどめを刺す。


『天、使様…』


裏切り者は安らかな笑顔を浮かべて死んでいった。

天使様とはきっと純白のワンピースを着てきたから天使と姿が重なり、間違えたのだろう。

もう純白では無いが。


唖然と固まる3人を置いて、国王をむかえに走った。

いやぁ…国王惨いことするね。

最後は優しかったけど…

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