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トラゲール!  作者: hana♪
第6章
140/225

裏切り者

国王視点です

夜風をあたりに外へ出る。

そよそよと夜風が頬を撫でる。んー…寒い。

今日は半月だ。ほんのりと暗い世界を照らしている。


「…8人。」


気づいていないと思っているのだろうか。

草むらに紛れて侵入者が8人。そんな人数で私を殺そうっていうのかな?

私も舐められたもんだ。両手足縛られて目隠しされなきゃ平気だし。


ザッ、と私の周りを囲む敵。

ナイフ、拳銃、魔法封じ石の粉を混ぜた水、ロープを握り締めた

雑魚だ。


「…トラゲール国王、死ね。」


一斉に襲ってくる敵。


「遅い。」


次の動きが読める。動きが鈍い。

こんなのうちの軍にも及ばない。まぁ、ちゃんと訓練してるし…こんな雑魚たちと一緒にされたら困る。

隠し持っていたナイフで喉元を裂く。せっかくお風呂に入ったのに生暖かい液体が服を汚す。

線を引いて紅い花が咲く。


「ぐっ…聞いた情報とちげぇじゃねぇか…」

「…情報?」

「あ…」

「そっか。裏切り者がいるんだね。」


しまったって顔をしていたがもうおそい。

優しい笑顔を貼り付け、最後の一人に詰め寄る。


「…情報ありがと。」

「ぅ…あ…」


痛くないようにすぐに逝けるように殺してあげる。

原型は残しておいてあげよう。故郷に返してあげようかな…送り返したら戦争になりそうだけど先に手を出したのはあっちだ。


「バイバイ。」


夜の空に紅い華が咲いた。

数学って暇だよね。


…暇なんじゃ

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