おはようを君に
モモ視点です
「…!」
懐かしい夢を見て飛び起きる。
…思い出したくなかった。ずっと記憶に鍵をかけておきたかった。
膝のあたりが重い。何かと思って見てみると…
「先輩…」
すぴすぴと寝息をたてながら眠る先輩。
少し目の下に黒っぽいのがある。きっとずっと私のことを見ててくれたのかな…?
「んむぅ…?あ、起きたのか?」
私が起き上がった振動で目が覚めたのだろう。もそもそと身を起こす先輩。
「大丈夫か?どこか痛いところとかあるか?佳奈様呼んできた方がいいか?」
心配そうに私を見つめて次々と質問を投げかけてくる。
「大丈夫。何そんな心配してんの?先輩こそ大丈夫?」
なんか先輩が気持ち悪かったので煽る。
お前人のこと心配するとか…頭狂ったか?
「お前…人が心配してるのに…ったく」
深々とため息をつかれる。なんでや。
「…お前、なんかうなされてたけど大丈夫か?」
「……。」
夢のことか。私寝言言ってたのかな?
思い出したくない。あんなの…忘れてしまいたい。
「…何?」
「別に。」
急に私の頭に手を乗せて撫でる先輩。下手くそな撫で方だけど、どこか暖かい。
「…大丈夫だ。お前は一人じゃない。俺たちがいる。」
そっぽ向いて私に話しかける先輩。耳が赤い気がする。
「俺たちがお前の家族だ。」
先輩は赤面しながら私を撫でる。
その優しさが私の中の何かを溶かす。
「ぅえ?!お前何泣いてんだ!?ごめん!痛かったか?え、あ、佳奈様ぁぁぁぁあ!!」
泣いてる…?私が?
目に手をやると水が頬を濡らしている。これが涙って言うんだ。
「先輩、ありがと。」
下手くそな笑顔だけど、泣きながらだから変な顔なんだろうけど。
私は先輩に笑顔を向けた。
小さくてドジでいじられキャラで誇れるような先輩ではないけれど。
私の大切な先輩だ。
…いつもは甘えないけど今日だけ特別に甘えた。
タイトル詐欺です(殴
今日は亀さんごめんなさい。
テストなんっすよ…たしゅけて




