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ルナの初恋 2026  作者: MOKO773
第一章 まねく

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005 月の巫女召喚

黒い艶やかな長い髪にピンクの髪飾り

耳に金色のピアスと手首にじゃらじゃらと腕輪

紺色の短いスカートに白いぶかぶかの靴下と黒い革靴


召喚された際の女子高校生ルナの姿は、神官達の目に華やかに映った。


派手な髪飾りは、豪華さを

金のフープのピアスや腕輪は贅沢さを

深い青色のスカートは月の神殿ならではの深い夜の色


そして何よりもお手入れの行き届いた髪の毛は、高位の証。

肌はきめ細かく、化粧をしっかりしている。


月の神官達は、歓喜した。

月のピラミッドの頂にある神殿には、月の神官長を筆頭に月の神官が全員集まっている。

遠巻きで女官や衛兵が、月の神殿の中央にある祭壇を見守る。


「巫女だ」

「やっと、月の神殿にも巫女が」

「これで、来年の豊穣は間違いない」


ただ、月の神官ルシオだけは無表情だった。


巫女?

ギャルじゃん。


ルシオは心の中で、じろじろと派手な女子高校生を観察。

あの金色のピアスと腕輪はメッキだな。

ギャルメイク、前世以来で久々に見た。

年齢は16歳といったところか。


神殿の中央で仁王立ちをしていたギャルが、はっと周囲を見渡す。

目を見開き口をぽけっと開けた後、一瞬ルシオと目が合う。

ルシオは観察を辞めて、ルナの黒い目を見つめ返す。


あ、逃げた!


月の神官ルシオは待機していた衛兵に、彼女を追うように合図を送った。

非常時は戦士も兼ねる屈強な衛兵は、機動力には優れるが見た目が怖いことをルシオは失念していた。


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