↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ルナの初恋 2026  作者: MOKO773
第一章 まねく

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
4/22

004 召喚の儀式

朝から月の神官ルシオは気怠かった。


月の神殿脇にある宮殿は、ルシオが神官に就いた際に宛てがわれた。

毎日、仕事場である月の神殿と住まいである宮殿の往復。


これでは、前世と変わりない。

だるうっと思いながら、今日も仕事へ。


底辺が130m角、高さ42mのピラミッドの頂上に仕事場である神殿がある。

急な石積みの階段を上り、神殿の中央に入る。


月のピラミッドはこの都市で2番目に大きい。

1番大きいのは、東にある太陽のピラミッド。

太陽のピラミッドの頂にある太陽の神殿では、燃えるような赤髪の神官達が太陽を司る。

一方、我々は月を司る。


どちらの神官も五穀豊穣や雨乞いなど、農業国家として必要な祈りを毎日捧げる。


前世で見た旅行ガイドブックを思い出す。

今は紀元前。確かこの国家は1世紀から6世紀に繁栄。

これから繁栄して行くので、自分が生きている間に滅亡は無さそうだ。


「召喚ねえ…」

21世紀の日本人の記憶と知識を持つため、本日のミッションに疑心暗鬼である。

とりあえず、香炉を準備する。儀式の時に香を炊くための器で、樹脂香を使う。

その他、今日は召喚の儀式なので、いつもより豪華な衣装。

生成りが平服。今日は純白の生地。足元まである長さの衣のため、足で捌きながら歩く。

布を巻くだけの簡易な服は、上半身は少し露出気味。金糸の刺繍入の帯状の布を肩に掛けて肌を隠す。


鏡を見る。

我ながらかっこいい。

褐色の肌に白い生地が映える。


白い羽毛と貝と青い石で装飾された重い頭飾りを頭上に載せる。


よし、やるか!


月の神官ルシオは、自分を鼓舞して祭壇に向かう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。