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絶闘ノ拳  作者: おとつまり
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第二十二話「想」

Z「ッ…!ん?何よこのショボイ爆発は?これなら昔受けた爆破の方g…」


爆風を浴びたZが血を吐いて倒れる。


Z「これは…ウイルス?あの男、体にこんな物騒なもの仕込んでやがったのね…これは………中国に帰って治療しなきゃ不味いわね………」


そうしてZがよろよろと空に消える。


Z「待ってなさい…必ず……」


ーーー同刻、爆心地より離れた地点ーーー


了也「ッ!今の音は!?」


大須賀「あの野郎、やりやがったんか!」


了也「どういうことですか!?」


大須賀「喜多田は…あいつは体の中に強力なウイルスを仕込んどったんや…いざとなったらそれを起爆して、俺らからZを遠ざける為にな…アホなヤツやでホンマ………」



了也「そ、そんな…じゃあ……………もう、喜多田先生は………まだ、まだ間に合いますよね!?今から助けに行きましょうよ!!!」


大須賀「…」


しかし、そんな了也の希望は無惨にも大須賀の沈黙によって砕かれてしまった。


了也「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!もっと…僕に力があれば…そうしたら」


大須賀「アホが!悪いのは俺も同じや!だから自分だけを責めるな…それに」


大須賀が泣いて俯く了也の顔を自分と向かい合わせて


大須賀「俺たちは喜多田に未来を託されたんや!このこと忘れるな…ここ、"グリグリ"や!」


了也「そう…ですよね。僕があの人の作ってくれた時間を無駄にしちゃいけませんよね!僕、喜多田先生の想いも継いで強くなります!!!」


大須賀「そうや!喜多田も俺たちが立ち止まることを許さんはずや。強くなるぞ!」


後に、喜多田の体内に仕込まれていたウイルスは、Z出生の地である中国武婦をはじめとして世界中に広まり、人々は停滞を余儀なくされた。

ただ、そんな中でも2人の拳闘士は決して歩みを止めなかった。


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