──*──*──*── フィールド
フィールドへ出たマオとセロフィートは、20km先にある都境の正門を目指して歩く。
5km先には中間地点があり、10km先には都境の中門がある。
15km先にも中間地点があり、20km先にある都境の正門を出れば、完全に無法地帯のフィールドへ出る事になる。
都境の中でも怪物と遭遇するにはするが、訓練を受けた新人兵士なら簡単に倒せるような怪物としか遭遇しないが、都境の外では訓練された手練れの騎士でも苦戦する怪物と遭遇する確率が高くなる。
怪物だけではなく、盗賊とも頻繁に遭遇する事になり、かなり危険度の増す旅になるのだ。
マオ
「 都境を出たら怪物だけじゃなくて盗賊にも襲われる事になるから、都境の正門から≪ 街 ≫へ向かう車が出てるから乗ってくか? 」
セロフィート
「 いえ、徒歩で向かいましょう。
今日はマオの旅立ちデビューの日です。
いきなり車に頼っては、旅の醍醐味も半減してしまいます 」
マオ
「 そういうもんかな?
分かったよ、セロは旅の大先輩だもんな。
セロが徒歩を選ぶならオレは素直に従うよ 」
セロフィート
「 ワタシを尊重してくれて有り難う、マオ 」
マオ
「 セロはオレの雇い主様だろ。
オレはセロに降り掛かる危険から守護るだけだ。
盗賊だろうと怪物だろうと、オレが倒してやるよ! 」
自信満々に胸を張りながら、マオはセロフィートへ笑顔を向ける。
セロフィート
「 とても心強いです(////)」
セロフィートもマオヘ笑顔を向ける。
これから≪ レドアンカ ≫へ戻もどる迄まで、セロフィートはマオを独ひとり占じめ出で来きるのだから嬉うれしくて仕し方かた無ないのだ。
マオ
「 中ちゅう間かん地ち点てんには≪ 集しゅう落らく ≫があるんだ。
着ついたら休きゅう憩けいしような 」
セロフィート
「 はい、そうしましょう 」
マオ
「 5kキロmメートル先さきにある中ちゅう間かん地ち点てんには徒と歩ほだと約やく1時じ間かん15分ふんぐらいで着つくかな。
都と境きょう内ないにも怪かい物ぶつモンスターは出でるけど、オレなら楽らく勝しょうで倒たおせるから任まかせてくれよな! 」
セロフィート
「 はい。
マオに任まかせます 」
マオとセロフィートは徒と歩ほで中ちゅう間かん地ち点てんにある≪ 集しゅう落らく ≫を目め指ざしてひ・た・す・ら・歩あるいた。
──*──*──*── 都境・正門
≪ レドアンカ都みやこ ≫の正せい門もんから出でて約やく6時じ間かん後こ──、マオとセロフィートは都と境きょうの正せい門もんの前まえに到とう着ちゃくした。
マオ
「 都と境きょうの正せい門もん──久ひさし振ぶりだな…。
此こ処こを出でたら、本ほん当とに≪ レドアンカ都みやこ ≫を出でた事ことになるんだ… 」
セロフィート
「 名な残ごり惜おしいです? 」
マオ
「 セロ…(////)
全ぜん然ぜんだよ!
2年ねんなんて直すぐだし。
セロと2人り旅たびが出で来きるんだから、名な残ごり惜おしくなんてないよ。
寂さみしくもないしな! 」
セロフィート
「 マオ…(////)
行いきましょう 」
マオ
「 だな 」
マオはセロフィートと一いっ緒しょに都と境きょう正せい門もん監かん視し兵へいへ守しゅ護ご衛えい士し許きょ可か証しょうと《 守しゅ護ご衛えい所じょ 》が証しょう人にんとなってくれた≪ ゲハゼアハイム町ちょう ≫迄まで行いき、≪ 王おうカルセ都とライル ≫経けい由ゆで≪ レドアンカ都みやこ ≫へ戻もどって来くる事ことを依い頼らい人にんと個こ人じん契けい約やくをした発はっ行こう許きょ可か証しょうを見みせる。
都と境きょう正せい門もん監かん視し兵へいはマオとは顔かお馴な染じみな為ため、快こころよく送おくり出だしてくれる。
親おや代がわりな保ほ護ご者しゃのマーフィから過か保ほ護ごな扱あつかいをされているマオだが、小ちいさいながらも腕うでが立たつ事ことを監かん視し兵へいは知しっている為ため、マオは激げき励れいをされる程ほどだ。
セロフィートと共ともに都と境きょうの正せい門もんを出でたマオは、何ど処こ迄までも広ひろがるフィールドを目めの前まえにして、キュッ──と気きを引ひき締しめた。