↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
見知らぬ世界で、ほんの少しの幸せを  作者: すえゴハン
第二十七章 初めてのアルバイト

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
43/45

第二十七章② アブラムシ……?



そうこうしてると、マルキーが休憩から戻ってきた。


「行ってきました」


「おかえりー」


「先生から聞きましたけど……」

「いきなり連携しろって言われたんですが……」


「ええ、大丈夫ですよ。僕が合わせますから」


「なんか…すみません。よろしくお願いします」


「じゃあ、やってみましょうか」


「はい」


二人が持ち場につく。


しばらくすると、数匹の虫が飛んでくる。


マルキーが1匹へ向かって走った。

それを見たオーダが、反対側へ回り込む。


「……?」


綾子は二人を見比べた。


マルキーが虫を追う。

その先へオーダが回る。


一閃。


次の虫へ向かう。


マルキーが振り返ることはない。

それでも、二人の動きが噛み合っている。


「そこ!」


今度はマルキーが仕留める。


残りの虫をマルキーが追い込む。

逃げた先には、すでにオーダがいた。


一閃。

また一閃。


虫が落ちる。


「お見事です」


「いやいや、マルキーさんも」


二人は何事もなかったように次の虫を待つ。


「……すごい」


綾子は思わず呟いた。


今度も4匹の虫が別々の方向へ飛んでいく。


マルキーが右へ。

オーダは左へ。


中央の2匹は、そのまま二人の間を抜けようとする。


「マルさん、そっち!」


綾子が声を上げる。


「大丈夫ですよ」


オーダが答えた。


マルキーが右の1匹を落とす。

その瞬間、オーダが左の1匹から視線を外した。


中央へ向きを変える。


――ヒュッ。


さらに一閃。


抜けようとした虫2匹が落ちる。

その間に、マルキーが左の1匹へ向かっていた。


そして最後の1匹も落ちた。


「……え?」


綾子は目を丸くした。


マルキーが最後の1匹を落とすことを、オーダは最初から分かっていたのだろうか。


そんなことを考えている間にも、二人は次の虫へ向かっていた。



――――



「じゃ次は綾子さん、俺と組んでみますか」


「えっ?」


「大丈夫です。ちゃんと指示しますから」


「はい……」


「マルキーさんはそこで見てて下さい」

「カール先生への報告もあるでしょうし」


オーダが指揮所の方向を見る。


「……まあ、見てると思いますけど」



「ありがとうございました。連携…面白かったです」

「オーダさん、やっぱり凄いですね」


「そうですか?」


「はい。お嬢の休憩中に、俺…要らないんじゃないかと思いましたから」


「あはは…。いつもなら二人一緒に休憩入ってもらうんですけどね」

「今日は、カール先生の意図もありましたから」


オーダが微笑む。


「でも、マルキーさんがいたから、俺もあれだけ楽に動けたんですよ」

「マルキーさん、ちゃんと虫以外も見てましたし」


「そうだよ。マルさんも凄かったよ」


「ありがとうございます、お嬢」


――――


オーダと綾子が組んで、しばらく虫は飛んで来なかった。


「飛んで来ないねー」


「矢の回収が終わった後ですからね……」


「そっかー」


ずっと体を振り続けて、周囲に気を配っていたオーダが綾子を見る。


「なんか、マルキーさんに聞いたんですけど」

「ラーメン好きらしいですね」


「うん、そうだよー」


「どこの店行ってます?」


「う~ん……色々かな?」

「美味しいと思った店は通うけどね」


「あの店は行きました?」


「どこどこー?」


「あの通りの裏の……」


「あー行った行った!」

「白いスープのお店ね」


「あそこ美味しいですよね」


「うん、でも初めて行った時、大変だったんだよ」



しばらくの間、ラーメン談義が続いた。



「今、俺がはまっている店があるんですけど…」

「カラムじゃ、今のところ唯一の豚骨醤油の店です」


「ほんと!? 行きたい!」


「場所教えますんで、今度行ってみて下さい」


「えー? せっかくだから一緒に行こうよ」

「連れてってよー」


「じゃあ、休みが合えば……」


苦笑いするオーダの視線が動いた。


「……そろそろ飛んでくると思いますんで」

「綾子さん、少し下がって下さい。…その木の向こうぐらいに」


口を尖らせながら綾子が移動する。


「えー? ラーメンの話、もっと聞きたかったなー」


「いつでも出来ますよ」

「…来ましたよ。……綾子さんは、そこから2本向こうの木のそばへ」


「はーい」


綾子は言われた場所へ移動した。


しばらくすると、1匹の蝶が飛んでくる。


「そっち行きますから」


オーダの声が聞こえた。


蝶は、そのまま綾子の目の前へ飛んできた。


「えいっ!」


綾子が木剣を振る。


蝶が地面へ落ちた。

オーダの周りに居た鶏が一斉に動く。


「やった!」


「お見事です」


「すごーい!」


綾子は目を輝かせる。


「本当に目の前に来た!」


オーダは微笑んだ。


「言われた場所で待ってたら、ちゃんと来た……」


綾子は落ちた蝶を見ながら、嬉しそうに木剣を握り直した。


「次も頑張る!」


「ええ」


オーダがまた体を振る。


「……来ますよ。…今度はそこから1本戻って下さい」


「はい!」


2匹目の蝶が飛んでくる。

オーダが少しだけ位置を変える。


蝶が綾子の方へ向かってくる。


「えいっ!」


――バシッ。


「やった!」


「お見事です……」


マルキーがオーダを見る。


「オーダさん」


「はい?」


「これ、もしかして……」


「何でしょう?」


「連携じゃなくて、接待になってません?」


オーダは苦笑した。


「まあ、余裕がある時くらいはいいでしょう」


「やっぱり……」


マルキーが呆れたように呟く。


「そりゃあ、可愛い子には優しくしますよ」


「……そういう問題ですかね?」


「そういう楽しみがあってもいいじゃないですか」


オーダは笑いながら、また周囲へ視線を向けた。


「ほら、次が来ますよ」


「はーい!」

「って、ねぇ……なんか鶏さんたちが私の周りに集まって来てるんだけど……」


鶏を気にしながらも、綾子は元気よく木剣を構えた。



――――


しばらくオーダの接待が続いた後、

果樹園の外から騒がしい声が聞こえて来た。


オーダが弓隊の方へ目を向ける。


「……何かあったようですね」


「油虫が出たぞー!」


遠くから声が響いた。


「アブラムシ……?」


綾子が首を傾げる。


マルキーが何か言う前に、オーダが綾子を見る。


「綾子さん、日当アップのチャンスですよ!」


「え?」


「油虫は1匹、銀貨5枚です!」


「そうなの!?」


綾子の目が輝いた。


「5枚?」


「ええ。一匹で5枚ですよ」


「ちょっと頑張っちゃおうかなー」


(アブラムシ1匹で銀貨5枚だなんて)

(……これはボーナスチャーンス!)


綾子が木剣を握り直す。


「その意気ですよ」


オーダが笑った。


だが、その直後だった。


丘の向こうから、何かがこちらへ向かってくる。


1匹。


2匹。


3匹。


次々と姿を現す。


その数は、10匹を軽く超えていた。

体長は50cmを超えている。


「……」


綾子は目を凝らす。


黒い。


丸みを帯びた身体。


地面を這うように素早く動き、時折、羽を広げて低く飛ぶ。


しかも、その進路はなぜか綾子へ向かっていた。


「……なんで?」


綾子が後ずさる。


「お嬢?」


マルキーが声を掛ける。


「いや……」


1匹が地面を走る。


また1匹。


その後ろから、さらに何匹も続いてくる。


カサカサと脚を動かしながら、黒い影が近づいてくる。


「…………」


綾子の顔から血の気が引いた。


見覚えがある。


日本で何度も見た。

暗い場所から突然現れ、こちらへ向かってくる”あれ”。


そして何より――速い。


「……G?」


小さく呟いた瞬間。


綾子の身体が反応した。


「いやああああああああああああああああああああああ!!」


全力で走り出す。


「お嬢!? どうしたんですか?」


「無理! 無理無理無理!」

「全然、アブラムシじゃないじゃないのぉぉおおおお!」


「油虫ですけど……」


「綾子さん、チャンスなんですよ!」


「いらない! いらないからぁ!」


綾子は振り返りもしない。


その後ろから、油虫の群れが追いかけてくる。


「お嬢、意外と足が速いですねー」


「そんなこと言ってる場合じゃないでしょぉぉぉ!」


「わしも混ざるぞ」


いつの間にか、カールがオーダの横に立っていた。


オーダが油虫を見ながら呟く。


「……妙ですね」


カールが尋ねる。


「油虫は、女に寄ってくる習性でもあるのか?」


「いやぁ……聞いたことないですね」


「ふむ……」


カールは油虫の群れと、遠ざかっていく綾子を交互に見る。


「せんせぇええええええ! 助けてぇええええええええ!」


「綾子! こっちに来い!」

「オーダ! 鶏を遠ざけろ!」


カールが前に出て声を張る。


綾子は必死に走る。


「いやあああああああああああ!」


「大丈夫だ! わしの前を通り過ぎなさい!」


一拍。


「絶対に止まるなよ! 終わるまで何度も横切れ!」


「せんせぇええええええええええええええ!」


綾子がカールの横を通り過ぎる。


カールは剣を抜いた。


近づいてきた1匹へ踏み込む。


一刺し。


油虫が息絶える。


続く油虫も、身体を傷つけすぎないよう、急所だけを正確に突いていく。


「次だ!」


綾子と油虫の動きを見ながら、カールも位置を変えていく。


「はいぃぃいいいいいいいいい!」


綾子が横を通るたび、カールの剣が油虫を仕留めていく。


「先生、流石ですね……!」


1匹を仕留めたマルキーが、思わず声を漏らす。


「油が取れるからな」


カールは淡々と答える。


「……そこですか」


「いい臨時収入になる」


カールは最後の一匹を仕留めた。


その頃には、綾子はカールの背後に逃げ込んでいた。


涙目の綾子がカールの背中越しに口を開く。


「先生……ぐすん」


「もう大丈夫だ」


「ほんと……?」


「ああ」


綾子は恐る恐る顔を出す。


地面には、倒された油虫が並んでいる。


「……」


「どうした?」


「……絶対、近づかないからね」


マルキーが不思議そうな顔で綾子を見る。


「なんで怖がるのかが、よく分かりませんが……」


「うるさい! 嫌なものは嫌なの!」


カールは油虫を見た。


「そうか」


鶏の対処を終えたオーダが戻ってきた。


「では、これらは街道警備団が回収します」


「良かったぁ……」


「何がだ?」


「持って帰るとか言わなくて……」


「あはは。貴重な資源ですからね」

「綾子さん、仕事終わりまでやれます?」


「……ごめんなさい。……Gの恐怖が……まだ続いてて……」


「わしが代わろう」

「綾子は、終わるまで休んでいなさい」


「……はい」


綾子は、油虫が置いてある方向を見ないようにして、

終了時間まで指揮所で過ごした。


――――


時刻が16時を過ぎた頃。

交代の夜勤組が現れる。


(なんか……人が集まってきた……)


「皆さーん! 終了でーす! 上がって下さーい!」


オーダが伝えて回った。


皆が続々と指揮所に集まってくる。


(あ……、終わったんだ……)


「お疲れ様でした! 今から本日分の日当をお渡しします!」


皆が順番に日当を受け取って解散していく。


「カール先生とお二人も、お疲れ様でした」


「では綾子さんは、銀貨8枚」


綾子は銀貨を受け取ると、嬉しそうに眺めた。


「マルキーさんは、油虫1匹分を入れて、金貨1枚と銀貨3枚です」


マルキーも日当を受け取る。


「結構貰えるんだね」


「そうですね」


「そして、カール先生は日当が…あっ……」


カールとオーダの目が一瞬合った。

それを見たマルキーが首を傾げる。


「失礼しました。油虫の状態が良かったので、

少し色を付けて、合計で金貨5枚と銀貨8枚です」


「先生すごーい」


綾子が目を輝かせる。


「……すごい、で済ませていい金額なんですかね」


マルキーが思わず呟いた。


「まあまあ。今日はこれで終わりですから」


オーダが笑う。


「よかったぁ……」


綾子が顔を上げる。


「さて、後は夜勤組に任せて、俺も帰ろうかな」


「やっぱり夜勤、あるんですね」


「ええ」

「夜勤は楽ですよ」


「そうなんですか?」


「ええ。ランタン灯せば、大抵の虫は寄ってきますし」

「勝手に落ちて、光で眠らない鶏が喜んで啄みますから」


「へぇえ」


(Gも鶏さんが食べればいいのに……)


「それでも日没と夜明けは結構大変ですし、光に寄って来ない虫も居ますからね」

「中には、夜の立ち回りの練習になるとか言って、好んで夜勤する人も居ます」


「そうなんだ……」


「今度、やってみますか?」


「いえ……私は……」


カールを見ながら綾子が返した。


「あのう……」


「はい?」


「少し聞きたいんですけど……」


綾子が唾を飲み込む。


「あのG……油虫は……街の外では、いつもあんなに出るんですか……?」


「そんなことはないですよ」

「あれは多分、ごみ処理場から逃げた個体が繁殖したんだと思います」


「ごみ処理場から……?」


「油虫は何でも食べますから、ごみ処理には都合がいいんです」

「大きくなった個体は、資源として売れますし」


「へぇええ……」

「でも……なんで私を追ってきたの……?」


「それが分かんないんですよね……」


オーダも困ったように首を傾げた。


「でも、面白かったですよね」


マルキーがニヤニヤしている。


「マルさん、ひどいぃ! 本当に怖かったのに」


「まあまぁ……お二人とも。…その辺りは調べてみますから」


「よし、そろそろ街に戻るぞ」


「はい」


「お三人とも、お疲れ様でした。お気をつけて」


「オーダ君もな」


「ありがとうございました」


「オーダさんありがとう」


――――


帰り道。


綾子は、まだ少し疲れた様子で歩いていた。


「……今日は色々あったね」


「そうですね」


マルキーが綾子から見えないようにニヤつく。


「油虫が出るまでは、楽しかったのになぁ……」


「そうですね……」


「二人とも、油虫の一件で忘れておるかもしれんが」


カールが前を向いたまま口を開く。


「今日は、オーダ君の動きをよく見たな」


「はい」


「綾子は、まず仕事と状況に慣れることだ」


「はい」


「慣れてくれば、少しずつ周りが見えるようになってくる」


「周り……?」


「今のお前さんは、目の前の虫を追うので精一杯だろう」


「……はい」


「周りが見えるようになれば、今度は周りで何が起きているのかが」


一拍。


「分かるようになる」


「なるほど……」


「まずは、そこまでだ」


綾子は小さく頷いた。


「分かりました」


「マルキーは、オーダ君との連携をどう感じた?」


「……かなり勉強になりました」


「そうか」


カールは前を向いたまま、小さく頷いた。


「なら、それぞれ今日の経験を身につけなさい」


また一拍。


「これからの話は、それからだな」


「はい!」

「分かりました!」


二人の声が重なった。


――――


街道をしばらく歩いた。


今日一日のことを思い返していた綾子は、

ふとマルキーが少し後ろを歩いていることに気付いた。


「……そういえば」


マルキーが小声で口を開く。


「先生が油虫を仕留めた数がですね……」


間を置いて。


「多分9匹なんですよ……」


「そうなんだ……」

「それがどうかしたの?」


マルキーは歩きながら、指を折っていく。


「一匹、銀貨5枚でしたけど、色がついて銀貨6枚……」


「ふんふん」


「そうなると、9匹で銀貨54枚」


「そうなるね」


「先生が受け取ったのは……金貨5枚と銀貨8枚」


「うん」


「……銀貨58枚」


マルキーが少しの間、足を止める。


「……4枚、多いんですよね」


「うんうん。…それが先生の日当なんじゃないの?」


マルキーが追いつくまで、綾子はゆっくりと歩いた。


「色がついた分を考えても、銅貨を足しても……合わないんですよね」


マルキーがごくりと唾を飲み込んだ。


「お嬢の日当は銀貨8枚でしたよね?」


「そうだよ」


「俺、見てたんですけど」


一拍。


「他の人の日当は、金貨1枚だったんですよ」


「えっ? ……そうなの?」


綾子も驚いた。


「これは何か裏があると思いまして……」


「あるかもしれないけど……」


下を向いたまま歩く綾子がマルキーの方を向く。


「……じゃあさ、直接先生に聞けばいいじゃん」


マルキーはカールを見る。

少し先を歩いているカールは、こちらを振り返らない。


「いやそれは……さすがに……」


「じゃあ、私が聞いてみるよ」


「いやいや……いいですよ。……やめておきましょう」


足早にカールに近付く綾子が声を掛けた。


「先生ー!」


「どうした?」


「先生が仕留めてくれた油虫…って、9匹ですよね」


「そうだな」


「1匹銀貨6枚だったんですか?」


「知らん」


「計算すると金貨5枚と銀貨4枚で、4枚合わないんですよね」

「……ってマルさんが言ってますけど……?」


「お嬢……!?」


冷や汗を流すマルキー。


「それはな」


カールがマルキーに微笑みながら答える。

目を逸らすマルキー。


「準備と弁当代だ」


カールはさらに綾子に向けて微笑む。


「それから、お前さんたちの監督代だな」


「ああ、そういうことなんだ」


「そういうことですよ」


マルキーが必死に頷く。


「いや、だから……最初からそういうことだと思ってたんですよ」


「えぇー?」


綾子の一拍。


「私、何も聞いてないしー」


「お嬢……」


マルキーの冷や汗は止まらない。


「助けて下さいよ……」


「綾子、明日の稽古が楽しみだな」


「そうですね、先生!」


マルキーは少し嫌な予感を覚えながら歩き続けた。


――――


街に戻ると、カールが口を開いた。


「本当はな」

「道場に戻って、晩飯の魚を、綾子に捌いてもらうつもりだったんだが」


「えー? 私……魚捌けませんよぉ?」


「いや、これから学んでもらう」


「今日は……?」


綾子がカールを見上げる。


「……」


「……まあ、今日は初仕事だったからな」


カールが小さく息を吐く。


「どこかで食べて帰るか」


「やったぁ!」


「ほらマルキー、行くぞ」


「は、はい!」





第二十七章② 終わり




【※一口メモ】


この世界の”油虫”から採れる油は、

工業用の潤滑剤やグリスの優秀な原料として利用されています。


まぁ、見たくも触れたくもないのは、綾子も私も、読者の方々も同じでしょうけど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。