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第6話 ダンジョンルームにて・5

D01-6



 いや、

 まてまて、

 さすがにDP全損はまずいって、

 生活できないだろ?


 しかし、今、オレのリビドーがヤズナを求めて止まない。

 ……そうだ、ちょうど小腹もすいてきたことだし、

 沙耶さんに決めてもらおう。

 と言っても、拒絶する女性に相談できるほど、

 オレのコミュニケーション能力は高くない。


 沙耶さんの態度で決めさせてもらう。

 フッ、沙耶さん、

 君の行動が今後の君の運命を決めてしまうのだよ。


 オレはダンジョンコアに両手をついてそっと向こう側を見る。

 よし、初期位置から動いてないな。


「あぁ~、おなかがへったな」


 オレはダンジョンコアの陰から出て

 沙耶さんの前に立つ。

 少しわざとらしかったかな、


「ねえ、君、おなかすいてない? 」


 彼女はキッとオレの方を見る。


「わたしに話しかけないで」


 彼女は噛んで含めるようにオレに言う。

 あ、こりゃあかんわ。


 オレはササッとダンジョンコアの陰に隠れた。

 ごめん、沙耶さん、ムリだったよ……。


 オレはDP10,0000を迷い無く支払った。


「来い、来いよ、ヤズナっっっ」、


 ダンジョンコアからの召喚は、

 ダンジョンコアの周囲ならどこでもできるようで、

 俺は沙耶さんの視界から隠れる石板とダンジョンコアの間あたりに魔神ヤズナを召喚した。

 いや、この場合は封印からの開放か? 

 そのようなことがどこかに書いてあったような気がする。


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