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第5話 ダンジョンルームにて・4

D01‐5



 沙耶さんを刺激しないよう

 抜き足差し足でダンジョンコアをまわり込むオレ。


 …………。


 ふう、落ち着いた。

 まったく、心臓に悪いよ。

 しかし彼女、何をしていたんだ? 

 まだ立ち上がってもいなかったぞ。

 まあ、立ち上がっても座るところもないから、また腰を下ろすしかないが。


 ……でもさっき倒れていた位置から、動いてないようにも見えたな。

 まだ寝ぼけているのか……? 

 ……まあ、彼女のことはそうっとしておこう、

 こういうのは時間が解決してくれる………………はず。


 さて、ダンジョンコアのうしろだったな。

 おお、あった。

 これだ、これだ。

 そこには人の背丈ほどもある石板があった。

 石板を指でなぞると文字列が刻まれている。

 その文字列は記憶にある文字のどれとも違い、

 本来なら意味不明な文字の羅列だ。

 しかし目で知覚することによって、頭の中に意味が流れ込んでくる。


「異世界言語が解るのは異世界モノではデフォルトですよね」


 あ、やば、また独り言、言っちゃった。

 沙耶さんに聞かれてないだろうな。

 …耳を澄ます、なんの物音も聞こえない。

 ……、うん、まあ大丈夫だろう。

 多分……。


 しかし石板にも隙間があるな。

 条件を満たさないと読めないルールでもあるのか……? 

 それはそれとして、よぉし、あったぞ。


『DPを支払って召喚された下僕、守護者は召喚主に逆らえない。』


 これだ、ラストガーディアンはガーディアンだから守護者だよな。

 と、いうことは…………。

 ……イヒヒッ


石板の内容についてはダンジョンルールに記載されていますが、石板の方には記載されていない部分もあります。

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