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第7話 ダンジョンルームにて・6

D01-7



 魔神ヤズナは、

 足下まである黒髪と赤い瞳の端麗な容姿を持つ女性の姿をしている。

 身長はオレより頭ひとつ分は高いようだ。


 ヤズナの赤い瞳がこちらを見る。

 彼女はおもむろに右腕を伸ばし、

 右手を気をつけの手にして掲げた。


 見上げるオレの方に彼女の右手が迫ってくる。


「イタッ」


 なぜか魔神ヤズナに脳天をチョップされた。


「無計画にDPを使いすぎです、この先どうやって生活していくのですか? 」


 そして説教された。

 オレとヤズナは経路(パス)で繋がっているらしく、

 彼女の感情が流れ込んでくる。


 説教しつつも、

 彼女は解放されたことを歓んでいるようだ。

 オレはヤズナをじっくりと見た。


 艶やかな黒髪は両頬のあたりで左右から切り揃えられ、

 後の半分ほどが背中でいったん纏められて流され、足下の辺りまである。

 意志の強そうな眉はやや太く、切れ長の瞳、すっきりとした鼻を持ち、おとがいは小さく、薄い唇は朱を差したように紅い。

 顔に化粧っ気はなく、凛々しいといえる。

 だがもともとの造作が美しいため、色気のようなものを感じさせた。

 肌は少し浅黒い黄色人種のもので、動きやすい狩人の格好をしている。

 オレはヤズナに見惚れた。


「キレイだ」


 思わず口をついて出た。

 彼女の歓びが伝わってくる。

 身体の露出度が全体的に高く、目のやり場に困る。

 だがオレはあえて凝視する。

 胸の部分がいろいろはみ出していた。


「さわっていいか」


 な、なにを言っているんだ、オレは。

 オレはもっとストイックな男だったはずだ。

 ストイックに黙々とゲームに打ち込んできたはずなのに……。


「…………」

-「……少しなら…」


 オレは迷わず手を伸ばした。

 訊きかえすことも葛藤することもなく、だ。

 ヤズナは頬を染めておとがいをそむける。

 両腕を胸の下で組み、胸を押し上げる。

 感極まった感情がオレに流れ込んでくる。

 そのとき、


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