第58話 消費DP1
D01-54
「では次の工程に移ります」
-「まずはこのダンジョンの第1階層を領域固定して下さい」
-「既にワタクシが開放されている以上、それほどDPはかからない筈です」
おれはダンジョンコアに触れる、ダンジョンコアから光の窓が浮かび上がり、DPを消費してできることが浮かび上がった。
下僕召喚は、最初見ていたやつだな。
どんどん下を見ていく。
下僕頭召喚、
守護者召喚、
唯一体召喚、
階層守護者召喚、
最終守護者開放済、
レベルアップ
存在進化
強制進化、
カスタムマイズ、
カラーリング
ダンジョンスタッフ召喚、
ダンジョンルーム拡張、
ダンジョンアドバイザーと交信、
→ダンジョン領域固定、
フィールド領域拡張、
ダンジョン作成、
居住区作成
…………、
…………、
…………、
あった、これだ。
オレはダンジョン領域固定を選ぶ。
最初の一行目に、地下遺跡マルトヴィシス第1階層領域固定→消費DP1とある。
オレは何度も見返した。
本当にこれでいいのか?
なんかまた、見落としている罠があるんじゃなかろうな?
「どうなさいました、ご主人様、なんだか固まっていらっしゃるようですけど? 」
「消費DP1なんだけど、本当に大丈夫なのか? 」
「ふむ、だとすれば優先順位を変えた方が良いかもしれませんね」
「つまり第1階層の領域固定以外を優先するということだな」
-「だがその前に、なぜ消費DP1になるんだ? 」
「それは、初回ボーナス特典が関わってきているのだと思います」
「初回ボーナス特典、なんだそれは? 」
「そうですね、まずそこからお話しましょうか」
「初回ボーナス特典とは、異世界から召喚され、新しくダンジョンマスターになった100人のダンジョンマスターが、他のダンジョンマスターに先んじて達成した偉業に対して、特典があるということです」
「へぇー、誰がくれるの? 」
「…それは、大神ラーミディリスではないかと思われます」
-「ですが彼の神はそのようなことをする性質の神ではありません」
-「きっと他の大神にでも押し付けたのでしょう」
「ラーミディリスさん信用ないな」
「あのー、神様ですのでもう少し敬って名前を呼んでいただけると…」
「ははー、大神ラーミディリス様ごめんなさい」
-「これでいい? 」
「普通に天罰が降る案件ですので、気を付けてくださいね」
「草次君…、さっき誓ってくれたこと、もう忘れちゃったのかしら」
「ううっ…」




