第31話 眷属契約・3
D01-31
「で、どうやるんだ」
「はい、まずはダンジョンコアを出してください」
おお、空気読めない、
間の悪い子であるダンジョンコアにようやっと日のめが、
-ご主人様、ダンジョンコアを邪険にしないで下さい、ダンジョンの要ですよ-
ばっか、おまえ、オレがどれだけこいつに苦しめられたと思っている?
まったく、困ったヤツだよ、おまえは……、
そう思いながらもダンジョンコアを現出させる。
「大きくする必要があるか? 」
「いえ、このままで大丈夫です」
-「では、ダンジョンコアに手をかざしてください」
オレは右手をダンジョンコアにかざす。
シルコワも反対側から右手をダンジョンコアにかざしているようだ。
「ではご主人様いきますよ」
「ああ」
「主、刈谷草次よ、ダンジョンの終焉が二人を別つまで、従、袁女シルコワを導く事を誓えますか」
「誓います」
……なんかこれって…
「従、袁女シルコワよ、死してなお、主、刈谷草次に尽くし続けることを誓えますか」
「誓います」
……結婚式みたいだね……。
-ご主人様、しーっ、そのようなこと、シルコワに知れたらえらいことになりますよ-
なにがだ、好感度が上がるのか?
-もうすぐ、経路が繋がります、今は余計なことを考えないように-
分かった、気を付ける。
「では主、刈谷草次と従、袁女シルコワの眷族契約がここに結ばれました」
ヴン
袁女シルコワとの経路が繋がる。
-主様、ふつつかものですがよろしくお願いします-
シルコワから念話が届く。
(ああ、よろしくね)




