↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/221

第23話 瞳の謎

D01-23



 沙耶さんと少し仲良くなったところで、

 出会った頃からあった違和感を口にする。


「そういえば、雑誌やテレビではカラーコンタクトを使っていたのですか? 」

-「紅い瞳だとなにか不都合があったとか……? 」

「あかい…ひとみ? 」


 沙耶さんはブレザーのポケットからコンパクトを出して、鏡に顔を映す。


「瞳が紅い…」


 じっと自分の瞳を覗き込む沙耶さん。

 そんな彼女の横顔に、つい見惚れてしまうオレ。

 彼女は急にオレの方に振り向き、オレの目を覗くように見る。

 オレはビクッとした。


「いえ、以前のわたしの瞳は黒かったわ」

「じゃあ、オレたちをこの世界に連れてきた何者かによって、瞳の色を変えられたってことかな…? 」

「…そう……なるわね、その意図は解らないけど…」

-「それよりあなたの瞳は何色だったの? 」

「え、普通に黒だけど…」

「今のあなたの瞳、金色に輝いているわ」


 そういって手に持っていたコンパクトを投げて寄越す沙耶さん。


「うわっ、とと」


 やべっ、つい受け損ねて取り落とすところだった。

 地面に落として罅でも入ってしまった日には、どうなっていたことやら…。

 ううっ、背中から嫌な汗が。


 オレは気を取り直し、呼吸を整えてコンパクトを覗き込む。

 金色というより黄色に近く、光り輝いて見える。


「この光、どっかで…」


 オレは頭の痛みを思い出す。


「そうだ、ダンジョンコアだ、目の色がダンジョンコアみたいになっているんだ」


 オレは不可視化していたダンジョンコアを現出させる。

 鏡の中の自分の瞳とダンジョンコアを交互に見比べた。

 今はヤズナが戦闘中で少し危険かもしれないが、

 確かめずにはいられなかった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。