第22話 自己紹介
D01-22
「それで? 」
「ん? 」
「ヤズナはなんて言っていたの? 」
「ん、ああ…、戦闘中だから話しかけないでって言われた、…ました」
「ハァーーー」
大きくため息をつく沙耶さん、
なに、なに、なんだよ、口から出まかせに答えなんかあるはずないだろっ。
そんな沙耶さんの態度に静かに逆ギレするオレ。
「あ、そうだ、オレ、刈谷草次っていいます。21歳です。ダンジョンマスターみたいです。趣味はゲームです」
そういえば自己紹介まだだったな、と思い出し、
今さらながら自己紹介してみる。
「あなたはわたしのこと、知っているみたいだけど一応名乗っておくわ、門倉沙耶よ、芸名とかは使ってないから。19歳、向こうの世界では声優をやっていたわ、趣味は映画鑑賞よ」
「ええ、あなたのことはテレビや雑誌で見たことがあります」
-「そうだ名前で呼んじゃって馴れ馴れしかったかな? 」
-「これからは門倉さんと呼んだ方が良いでしょうか」
「名前でいいわよ、ヤズナのように呼び捨てでかまわないわ」
-「あと敬語もいらない、あなたの方が年上なんだし、それになんだか距離を感じるわ」
「ハハッ、それはおいおい、呼び捨てはハードルが高いので…」
「…ハァ、まあいいわ」
-「わたしはあなたのこと草次君と呼ばせてもらうわ、あなたの方が年上だけれど…、いいかしら? 」
「ハハ、別に気にしないで下さい、沙耶さんの方が人生経験豊富そうですし」
「…どういう意味よ、まあいいわ」




