青炎魔法獲得
「兄ちゃん!」
「帰ったぞカリファ!」
抱きついてくるカリファ。
可愛い。全てが浄化される。
「何それ?」
「おねぇちゃんからのプレゼント」
「新しいおねぇちゃん?」
「そうそう」
「すごーい!」
ぬいぐるみを持ってぎゅっと抱きしめる。
「そのおねぇちゃんは?」
「用事で来れないって」
「そっか!いつか会いたいな!」
まあお見合いの話がどう傾くか次第だ。
ミロの母の計画は俺を見る事。それが済めばこの話は無くなるかもしれない。
「そういえばね!」
「うん」
「キビの尻尾が3つに増えたの!」
「え??」
俺はカリファと共に庭に向かう。
するとそこには少し大きくなったキビがいた。
尻尾には火がついている。
「何じゃあれ」
「父ちゃんによるとね、九尾なんじゃないかって」
「九尾!?!?」
何で九尾があんな森にいるんだよ……
九尾は伝説のモンスター。コイツの火は回復の効力がある。
「キュウ!」
「ゴフッ!」
瞬間、キビが突っ込んでくる。
そして撫でて欲しいと言う様に尻尾を振る。
「兄ちゃん撫でてあげて!」
撫でると喜ぶ。
「……」
「分かってるよ」
ついでにカリファも撫でる。
「ふふふ!撫でられた!」
「良かったな」
「うん、良かった!」
家へ戻る。
「兄ちゃん、昨日僕の部屋に来てくれたよね」
「……ああ」
「そうだよね!爺やに言っても信じてくれなかったんだ!」
そりゃそうだよ。
闇魔法だもの。
「嬉しかった!ありがとう!」
「あぁ、じゃあな」
ぬいぐるみを抱きかかえて走っていった。
可愛い。
「ん……さてと」
今俺の属性は2属性。
今日はもう一つ撮りに行こうか。
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属性は基本的に本で取得する。
しかし使い切りでとても高価なので伯爵以上でないと2属性以上はいない。
まぁ光属性は別だが。
俺は今回、本以外での取得を目指す。
俺が取るのは青炎。
火魔法ではなく青炎。より強力な魔法である。
「部屋は鍵をかけておこう」
その後、窓から外へ出る。
今回はあの場所に向かうのだ。
「そろそろいけるよな?」
パッ
「星乗り」
目の前に光が出される。
そこに俺は乗る。
「出発進行!」
バシュン!
高速で目的地へと向かった。
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目的地。炎天。
ただの森に見えるが、この中に小さな祠がある。
俺は原作を思い出しルートを辿る。
「あった」
祠には一つ球が置いてある。
俺はそれに触れた。
ボオッ
目を覚ました場所はまさに地獄。
炎に囲まれている。行く道がない。
しかしこれは試練。この火の道を進めというのだ。
「いくか」
俺はゆっくりと歩を進める。
熱い……それでも止まらない。
ザッザッザッ
進んでいくと急に炎のない地帯へと辿り着いた。
「主よ」
「……」
「我の力を受け継ぐ自信はあるか!」
ズシリッ!
強い圧力がかけられる。
「勿論、あるさ!」
「よろしい、では受け取れ!我が最強の力を……!」
パッ
現実に戻る。
これで青炎獲得だ。
チョロい。しかし魔法の質は最高レベルだ。
原作でも上位に組み込む。
「ふはは!」
着実に強くなってきた。
これも全て弟を守る為だ。
過保護?いいだろう、別に。
原作では皆から退けられて、嫌われて、1人の道を進んだ。
最終的に闇落ち。彼は最悪の目にあった。
「必ず。俺はそうさせない」
必ず守る。
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「……学校体験ですか?」
あぁ
1週間後、俺はカリファの学校体験の付き添いをする事となった。




