戸惑いと迷子
詩音「し、慎太ぁ・・・。」
珠樹「詩音・・・。」
有希「・・・・・。」
三人はエレベーターの前で茫然としていた。
詩音「わ、私達どうすれば・・・。」
珠樹「神崎君・・・。」
有希「神崎君・・・。」
天神「お前達・・・。何を焦る・・・。
地神「お前達・・・。何を勘違いしている・・・。」
天神&地神「主は死んではいない・・・。」
詩音「え!!」
詩音はすぐに水の能力を発動して特性を使った。
詩音「部屋の中から慎太の気配を感じない・・・。」
天神「だが、我が存在しているのが生きている証拠・・・。」
地神「我と主・・・主が消えれば我も消える・・・。」
珠樹「そ、そうよ。使役する者が消えれば召喚されし者は消える・・・。神が消えていないって事は神崎君は生きているってことよ。」
詩音「で、でも何故慎太の気配がないんですか?」
有希「おそらくだけど・・・可能性としては異世界に飛んだ可能性が高いわ・・・。」
詩音「異世界・・・。どうやって・・・。」
有希「分からない・・・。天地と無の能力は私達には理解できない能力だから・・・。」
珠樹「とにかく、神崎君が生きているのは間違いないわ!神崎君はいないけど、天神様と地神様がいる!進みましょう!」
詩音「はい。」
有希「そうね。」
そして3人はエレベーターに乗り最終階へと向かった。
一方ーーーー。
智也「う、うぅぅ。ここは・・・。」
「うぅぅぅぅ。」
俺と智也は森の中にいた。
智也「い、一体どうなったんだ・・・?何で森の中にいるの?」
「な、何とか間に合ったな・・・。」
智也「し、慎太?!お、お前が?!」
「あのままだと二人して消滅していた。俺にとっちゃお前が唯一の兄貴だから・・・。どうしても無理だった。」
智也「ほとほと甘いヤツだね。お前は・・・。」
「兄貴・・・。さっきの勝負でお互いに精神力を使ってしまった。頼む・・・。俺達と協力してくれ・・・。」
智也は身体を震わせながら立ち上がった。
智也「お、お前何いってんの?勝負はまだ着いてない!!」
「兄貴・・・!!」
っとまた座り込んだ。
「あ、兄貴・・・?」
智也「って思ったけど、やはり無理だ・・・。もう精神力も体力も少ないね。」
「アハハ・・・ハハハハ!!」
智也「ハーッハハハハ!!」
智也「もういいもういい!!俺の負けでいいよ。慎太・・・。強くなったね。さすがは俺の弟だ!」
「あ、兄貴・・・。」
智也「あの3人の可愛い女性達を放っておくのもあれだしな。急いで城へ戻ろう。」
「あぁ。天神と地神を召喚しているが、心配だ。急いだ方がいいだろう。」
智也「それよりもここはどこだ?」
「い、いや・・・。それが俺にも・・・。」
智也「はぁ?お前がやったんだろう?!」
「い、いや・・・俺もあの瞬間無我夢中で・・・。そ、そのごめん・・・。」
智也「マジかぁ。」
気が抜けたせいか二人とも元に戻ってしまった。
「さてどうしよう・・・。」
智也「ここがどこか分からないもんなぁ。」




