有希との戦い
中へ入ってみると、とても神秘的な空間の広い部屋だった。
詩音「す、すごい・・・。クリスタルの結晶ばかり・・・。綺麗・・・。」
「あぁ・・・。だが、闇の力も大きく感じる・・・。」
珠樹「こ、ここは・・・。」
(ん・・・?何やら見に覚えがありそうだな・・・。)
「珠樹さん・・・。このクリスタルの部屋に見覚えが・・・?」
珠樹「えぇ。この部屋は・・・。私が生まれた場所にそっくりなの・・・。」
有希「そう・・・。私達の生まれた・・・ね。」
すると、奥から有希さんが現れた。
珠樹「有希?!」
「閻魔の能力・・・。」
詩音「あ・・・。」
有希「フフ。久しぶりって所かしら?ようこそ30階へ。」
珠樹「有希・・・。」
有希「貴方達、早く主に会いたいんでしょ?私を倒さない限り次の階へは行けないわよ?」
「あぁ。その通りだな。話して納得してくれそうにもないしな・・・。お前には消えてもらうしかない・・・。」
詩音(慎太・・・。天地の能力の発動してる時って口調が少し粗いなぁ。)
有希「あぁ、怖いわぁ。」
珠樹「・・・・・。」
「さっさと終わらせてもらうぞ。」
珠樹「待って・・・。」
急に珠樹さんが俺を止めた。
「何です・・・?」
珠樹「有希とは・・・いえ、閻魔の能力者とは私が戦います。」
俺はすぐに察した。
「なるほど・・・。分かりました。その方がいいかもしれないですね。」
(シューーン)
俺は元に戻った。
「珠樹さん、一応シールドは維持しときますんで。気を付けてくださいね。」
珠樹「うん。ありがとう。」
有希「あら?珠樹が私と勝負するの?アハハハ!」
珠樹「私にとって貴方は大事な親友・・・。だから私が貴方を止める・・・。」
有希「フフフ!珠樹!本当に私に勝てるとでも?!この部屋は闇の力が漂っているのよ?!闇の上級能力者である私にとって力の増幅にもってこいの場所よ?!」
珠樹「それでも有希・・・。貴方を止めてみせる!」
有希「いいわぁ!!」
そういうと、有希さんは何やら唱え始めた。
有希「闇の魔よ!汝の力!我が力となれ!死神召喚!!」
すると、地から黒い煙が空中に這い出てきた。
そして、その黒い煙は形を作り出した。
詩音「あ、あれが・・・。」
「どうやらあれが闇の上級能力召喚みたいだね。」
黒い煙は大きな鎌を持ったまさに死神だった。
有希「死神よ!我の糧となり我の力となりてこの身に纏え!!死神!!」
(ブオーーーン!)
黒い渦が有希さんを包み込んだ。
(バッ!)
黒い渦を有希さんが振り払った。
中からは死神の服と武器を纏った有希さんが出てきた。




