次の敵
珠樹「うぅ・・・。」
「珠樹さん!」
詩音「珠樹さん!よ、よかった・・・。」
珠樹「こ、ここは・・・。わ、私何をしていたのかしら・・・?」
俺は珠樹さんに経緯を話した。
珠樹「・・・・そう。情けないわね。聖光の能力者が闇の力に支配されていたなんて・・・。」
「あの部屋に充満していた闇の力はとても強大です。仕方ありません。」
珠樹「でも、天地の能力が二つあったなんて・・・。それも光の天地と闇の天地・・・。石碑にも記されていないわ・・・。」
「俺も哲也さんに聞いて初めて知りました。でもそんな事よりも哲也さんが俺達の知っている哲也さんのままで本当によかった。」
珠樹「うん・・・(泣)」
詩音「ほ、本当によかったわ・・・(泣)」
(お、おいおい(汗)二人して泣かれても・・・。)
「ま、まぁ泣くのは幸太郎を止めて哲也さんを助けてからです。」
珠樹「そうね。」
詩音「うん。」
ふと俺は哲也さんに言われてた珠樹への言葉を思いだした。
「あ、珠樹さん・・・。実は哲也さんから伝言があって・・・。」
珠樹「え・・・?」
「いつもお前を大事に想っている・・・。哲也さん・・・、本当に珠樹さんの事ばかり考えていましたよ。」
珠樹「み、三代君・・・(泣)」
珠樹さんは涙をこぼしながらとても安心した嬉しそうな顔をしていた。
お互い本当に好き合ってて大事に想い合ってるんだなぁっと思った。
「さぁ、そろそろ行きましょう。」
そして俺達はまたエレベーターに乗り、次の階に向かった。
「30階か・・・。」
珠樹「次は闇の力に支配されない様にシールドを張っておくわ。」
「いや・・・。」
俺は天地の能力を発動した。
「聖天壁装」(せいてんへきそう)
珠樹「こ、これは。」
詩音「光が身体を覆う服の様に・・・。」
「俺の天地の能力の一つ・・・。聖天壁装・・・。闇の力を一切受け付けないシールドです。これで闇の力に支配される事はありません。」
珠樹「す、すごい・・・。ありがとう。」
詩音「慎太・・・、ありがとう。」
「二人共俺の大事な仲間だ・・・。当たり前だ。さぁ、入るぞ。」
そして30階のドアを開けた。




