一人目の敵
俺達三人は、幸太郎のいる場所を目指すことにした。
おそらく一番上だ。
とりあえずエレベーターがあったのでそれに乗って行く事にした。
珠樹「このエレベーター・・・。止まれる階が決まってるみたい・・・。」
詩音「まさか・・・。」
「どういうつもりか分からないけど、どうやら幸太郎に場所へ行くには20階、30階、66階に止まらなければならないみたいだな。」
珠樹「えぇ。」
考えても無駄だと分かってた俺達はとにかく先に進むことにした。
(チーン)
まずは20階に着いた。
スタジアムのビルなら、ここは会議室であったはずだ。
俺達三人はエレベーターの目の前にある大きな扉を開いた。
「こ、ここは・・・。」
珠樹「訓練場・・・?」
詩音「待って・・・。誰かいるわ。」
その瞬間だった。
珠樹さんの目から大粒の涙がこぼれた。
珠樹「み、三代君・・・。」
「哲也さん・・・。」
詩音「哲也さん・・・。」
哲也「・・・。」
返事がない。どうやらまだ操られているみたいだ。
「確か、主月と言ったな。幸太郎に会わせろ。」
哲也「ふん。幸太郎に会いたいのか?天地の能力を持った神の化身よ。」
「そうだ。会って決着をつける。」
珠樹「ダメ。今の彼に何を言っても操られているだけ。」
哲也「それは違うな。珠樹・・・。詩音・・・。神崎慎太。」
珠樹「え?」
詩音「ど、どうして?」
哲也「本当に俺が操られていると?」
「え?」
俺達三人は突然の哲也さんの発言に耳を疑った。




