全開
珠樹さんのシールドのおかげで軽いケガだけで済んだが、何も解決できていない。
(さて・・・。ヤバイなぁ。哲也さんを傷つけたくはないしなぁ。)
哲也「お前達じゃ、オメガゴーレムには勝てない。諦めろ。」
珠樹「三代君・・・。」
「珠樹さん!しっかりしてください!」
詩音「そうよ!」
珠樹「ご、ごめんなさい。でも、どうすれば・・・。」
どうすればいいかなんて一つしか思い浮かばなかった。
「そんなの決まってます。オメガゴーレムを倒して、哲也さんを正気に戻すだけです。」
詩音「うん。」
貴樹「言われなくても。」
明「そうですね。」
優奈「珠樹は一人じゃないんだから。」
珠樹「み、皆・・・。ありがとう。」
やっと珠樹さんが立ち上がった。
珠樹「闇の能力で記憶を消されてるなら、私の聖光の能力をぶつければ・・・。」
「やってみる価値はありますね。その前にオメガゴーレムを。」
珠樹「ええ。」
貴樹「よし。オメガゴーレム!俺が相手してやる!」
明「貴樹さん。無理ですって。全員ででしょ?」
優奈「そうね。」
詩音「皆で倒しましょ。」
「あぁ。」
珠樹「ありがとう。」
俺達は全員で一斉に能力を発動した。
オメガゴーレム「警戒すべきは神の能力を持つ神崎慎太と天川珠樹のみ。」
オメガゴーレムも構えた。
詩音は水の能力を全開に・・・。
貴樹は炎の能力を全開に・・・。
明は氷の能力を全開に・・・。
優奈は光の能力を全開に・・・。
珠樹さんは聖光の能力を全開に・・・。
そして、俺は雷の能力と、久しぶりに風の能力を全開に・・・。
全員で同時に技を放った。
詩音「水槍乱舞!」(すいそうらんぶ)
オメガゴーレムの周辺の大気中にある水分が全て無数の水の槍に変わり、放たれた。
明「氷撃乱舞!」(ひょうげきらんぶ)
詩音と同じ様な感じで、大気中の水分が無数の氷の塊に変わり、放たれた。
貴樹「くらえ!俺の新しい技だ!」
(マジか!?)
貴樹「焔の獄炎舞!!」(ほむらのごくえんぶ)
地面からたくさんの渦の様な炎が飛び出してきてオメガゴーレムに放たれた。
優奈「光治」(こうちん)
空高く光の玉が俺達を照らし出してきた。
力がみなぎる。
優奈「あの光の玉が照らし続けるかぎり、皆を常に回復して力を与える。」
珠樹「光壁!」(こうへき)
俺達の身体の周りにいつもより強そうなシールドが現れた。
珠樹「全開のシールドよ。




