特性2
俺と詩音は朝食を済ました後、珠樹さんに呼ばれ会議室へと向かった。
珠樹「お早う。神崎君、詩音。」
優奈「お早う。」
貴樹「あ、詩音ちゃん!お早う~。」
明「二人とも、お早うございます。」
「お早うございます。」
詩音「お早うございます。」
「今日はどうしたんですか?」
珠樹「昨日言い忘れた事がありまして。」
(な、何だ・・・。)
珠樹「皆さんには能力の属性について話しましたよね?」
優奈「ええ。」
詩音「はい。」
貴樹「もちろん。他に何かあるんですか?」
「・・・。」
珠樹「はい。能力のそれぞれの属性が持っている特性についてです。」
詩音「ウソ。」
珠樹「???詩音。どうしたんですか?」
詩音「いえ。まさかさっき慎太が言ってた言葉をすぐに聞く事になると思ってなかったもので。」
珠樹「神崎君が?もしかして特性についてですか?」
詩音「はい。」
珠樹「どういうことですか?」
「え~っと。」
そして俺は珠樹さん達に先ほどの事を話した。
珠樹「なるほど。自身でよく気づきましたね。詩音も無意識に水の特性を使ってたなんて・・・。素晴らしいわ。」
優奈「私達にはサッパリだわ。」
貴樹「珠樹さん、能力の特性って?」
明「めちゃ気になります。」
珠樹「神崎君が話してくれた内容ですよ。水の能力者の特性は感知。光の能力者の特性は回復。雷の能力者の特性は身体的アップ・・・。っという風にそれぞれの能力に対して特性が備わっているものなんです。」
貴樹「え~。ってことは、俺の炎の能力は?」
明「え!じゃ、じゃ、俺の氷の特性も教えて欲しいです。」
珠樹「同じ能力でも特性が違う事はあるわ。だから、それは自分達で見つけるしかないの。」
優奈「私の能力は光。光の特性は回復っていうのは確かね。」
珠樹「ええ。」
珠樹「そして、私の能力は光の上級能力「聖光」。特性はシールドです。」
「そうか。あれも能力の特性だったんだ。」
貴樹「よ~し。明!俺達も今から特性を見つけるぞ。」
明「はい。」
そして二人は早々と会議室を出て行った。
優奈「行っちゃった。」
詩音「もう。」
珠樹「きっとあの二人の特性は助けになります。」
「ええ。」
珠樹「神崎君。雷の能力の特性は分かりました。けど、天神と地神から得た能力の特性は?」
「いえ。それに関してはまだわかりませんね。自分で消耗をコントロールできてもいないし。」
珠樹「そうですか。でも無理はしないで下さいね。きっと戦いに必要な特性でしょう。」
「そうだといいんですけど。」




