決意
俺は皆に試練の岩穴の中での事を話した。
珠樹「天神に地神・・・。」
優奈「雷の能力で吸収したってことは、神の能力が変化したってことになるわね。」
「珠樹さん?」
珠樹「え!ご、ごめんなさい・・・。ちょっと考え事をしてまして。」
「どうしたんですか?」
珠樹さんは不思議そうな感じではあったが教えてくれた。
珠樹「おそらく、天神の方・・・。光から私を生んだ神様でしょう。」
「え!?」
珠樹「そして地神の方・・・。それも同じ神様でしょう。」
優奈「そういうことね。」
「え?ど、どういう事?」
優奈「ようは、天と地の神は二人で一人の神だったということよ。そして、その天と地の力は一つの力…能力として神崎慎太君の中へと入ってきた。」
「な、なるほど。」
珠樹「でも、おそらくだけどその能力は制限がありそうね。」
「そうです。」
優奈「そりゃそうよね。」
「能力を解放して分かりましたけど、精神と体力の消耗が半端ないです。身体も精神も鍛えないとわかりませんが、今の俺じゃ3分が限界ですね。」
貴樹「まぁ、あの「閻魔」っていう能力以上なんだもんなぁ。」
明「そうですよ。」
優奈「これから、敵がいつ来るかもしれないけど、少しの間鍛えてもらうしかないわね。」
珠樹「そうね。このメンバーの中で神崎君だけが敵以上の力を持っている人間ですから。もちろん、私達全員も力を付けなければなりませんが。」
そして、俺達は話は一通り終えて皆、それぞれの部屋に戻った。
俺はその夜、色々考えた。
自分の存在、神の能力、天童幸太郎、有希さん、仲間達、天神と地神。そして詩音・・・。
これからはもっと厳しい戦いになっていくだろうし、このスタジアムと自分の大切な人間を守っていかなくてはならない。
「俺がすべてを終わらせて守っていく!」
俺は一人そう決意した。




