圧倒
珠樹「天地神明・・・。まさか、神崎君がその能力者だったなんて・・・。」
有希「な、何よ!その姿は?!雷の能力者のはず・・・。な、何・・・。この威圧感は・・・。」
珠樹「まるで神・・・。両手の甲には神特有の陰陽印・・・五芒星が。そして光と闇の両側に浮いているリング・・・。石碑に記された伝説の能力・・・。」
有希「まさか、あの・・・?!ありえないわ!そ、そうよ。どうせ雷能力を精一杯引き出したせいで、変化しちゃったのよ!主と同等以上の威圧感・・・。ありえないわ!」
「ゴタゴタはいらない。」
有希「神崎慎太!生意気な子ね!喰らいなさい!無限魔・・・天魔槍!」
有希は無限魔・・・天魔槍で俺だけを攻撃してきた。
有希「さっきみたいな全体じゃない・・・。あんた一人に絞った集中型よ!さっきとは比べものにならないわ!」
確かにさっきより暗黒の質が高い。
そして、それはそのまま地面から空高く俺だけを攻撃した。
有希「仕方ないわ!重症を負わすことになるけど我慢して頂戴ね!」
「何を我慢するんだ?」
有希「え・・・?」
俺は、片手で天魔槍を振り払った。
有希「え?え?ど、どういう事?相殺したんじゃなく振り払った?神の能力で闇の上級である「閻魔」での無限魔・・・天魔槍を振り払った・・・?」
有希は相当驚いている。
すかさず俺は、手を天にかざし言った。
「天空回帰・・・。」
すると、空から光が詩音達めがけて落ちてきた。
珠樹「こ、これは・・・。回復術・・・光の能力じゃない・・・。」
みるみる内に皆の傷が回復していく。
詩音「ん・・・、う。あれ?」
貴樹「身体の痛みが・・・。」
明「ど、どうなってるんです?」
優奈「あれは・・・。」
珠樹「神崎君が私達を回復してくれたのよ。」
詩音「あの姿は・・・。」
優奈「神々しいわね。」
有希「クソ!チェインゴーレム!」
チェインゴーレム「はい。」
チェインゴーレムが俺に攻撃をしてきた。
(ドカ!)
チェインゴーレム「グググ!」
「遅いパンチだな。お前は無に帰れ・・・。「滅」・・・。」
(ドーーーン!)
チェインゴーレムは指一本から出した俺の攻撃で灰となった。
珠樹「す、すごい。」
詩音「慎太・・・。」
優奈「指一本で・・・。」
珠樹「あれは、おそらく雷と闇の能力を合わせて出した技・・・。あんな高密度の技なんて初めて見たわ。」
有希「くっ・・・!試練の岩穴で何が起きたのか分からないけど、とんでもないわね。珠樹!今日はこのまま引き下がってあげる!でもね、覚えてなさい。絶対に貴方達二人は主の元に連れていく!」
そういうと、有希さんはスーっと闇に消えていった。
俺はそれを見届けてから元に戻った。




